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6/19オープン・第1弾上映は「トランスフォーマー/リベンジ」

日本初の「IMAXデジタルシアター」が川崎・菖蒲・箕面の109シネマズに開館

2009/06/19 Phile-web編集部
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シネマコンプレックス「109シネマズ」川崎・菖蒲・箕面の3館に、本日より「IMAX デジタルシアター」がオープンする。IMAXデジタルシアターが楽しめるのは、日本ではこの3館だけだ。

IMAXの青いロゴが浮かび上がる館内(川崎)

ブルーの照明に照らされ、近未来的な空気が漂う

IMAXは、カナダのIMAX社が開発した映写システムで、「臨場感溢れる映像体験」ができることを特長としている。映像は、通常の35mmの10倍以上という巨大なフィルムの映像をソースに、IMAXデジタルプロジェクター2台を使用して、映画館の壁いっぱいに設置された巨大なスクリーンに投写。音声は独立した5つの音声チャンネルを持つ専用スピーカーで再生し、チューニングシステムによって精密なコントロールを行う。シアター内のどのシートに座っても理想的なサウンドを楽しめるという。

109シネマズ川崎にオープンしたIMAX デジタルシアター

壁一面に設置されたスクリーンは大きく湾曲している


映写にはIMAXデジタルプロジェクター2台を使用
3D映像も映写することが可能で、一部3Dのシーンが用意されている「ハリー・ポッターと謎のプリンス」(7/15公開)では、配布される偏光メガネを使用して立体映像を楽しむことができる。

公開第1弾作品として、現在「トランスフォーマー/リベンジ」のIMAX版を上映中だ。本作は一部のパートをIMAXカメラで撮影しており、巨大スクリーンで高精細な映像を楽しむことができる。

今後109シネマズのIMAXデジタルシアターでは、IMAX DMRテクノロジーによってIMAXフォーマットに変換したハリウッド新作映画を中心に上映を行っていく予定だという。

気になる鑑賞料金は一般作品よりやや高め。たとえば「トランスフォーマー/リベンジ」は一般/大学生/高校生が2,000円、中学生以下が1,200円。3D映像が含まれる「ハリー・ポッター」はそれぞれ2,200円、1,500円だ。さらに、レディースデーや「夫婦50割引」などの割引サービスは、特別興業のため対象外となる。

昨日川崎のシアターで行われたオープニングセレモニーには、川崎市長の阿部孝夫氏、東急レクリエーションの佐藤仁社長らに加え、IMAX社CEOのRichard Gelfond氏、同社アジア太平洋地域マネージングディレクターのDon Savant氏も出席し、挨拶を行った。

左から東急レクリエーション・菅野専務、川崎市長・阿部氏、東急・佐藤社長、IMAX社・Gelfond氏、東急・佐藤相談役、IMAX社・Savant氏。記念のテープカットをおこなった

東急レクリエーション・菅野専務に記念のガラストロフィーを手渡すGelfond氏

「日本はIMAX社にとってとても縁のある国」と語るGelfond氏。「IMAXシアターが初めてお披露目されたのは大阪万博だった。いまや41カ国にIMAXシアターが置かれ、週に2〜3館のペースで増え続けている。日本でIMAXデジタルシアターをオープンできることを嬉しく思っている」と挨拶。(株)東急レクリエーション 営業事業部長の菅野信三氏に、ガラス製のトロフィーを記念に手渡した。

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