【営業部長の2008年】東芝 デジタルメディアネットワーク社 増山泰正氏

2008年06月03日

(株)東芝 デジタルメディアネットワーク社 デジタルAV事業部 DAV国内営業部 部長 増山泰正氏
レコーダー市場のブレイクスルーへ
真の“かんたん”を実現する


「DVDの市場動向としては、やはり2011年アナログ停波の前年の駆け込み需要が、より大きなヤマ場になるのではないでしょうか」と分析する増山氏。

現在の市場の大きな課題として増山氏が指摘するのが普及率の壁だ。「VCRは83%の普及率でしたが、DVDではいまだ45%に止まっています。年率でも1%程度しか上昇していない。その40%もの差を埋めるものは何なのか。それこそが、市場活性化の大きなテーマです」と語る。「真の意味での“かんたん”、シンプルオペレーションがキーワードだと思います」

同社コールセンターへも、「接続」や「設定」に対する問合せが数多く寄せられているという。問題解決へ本腰を入れた東芝。お年寄りにも簡単に使える商品の年内商品化を目指す。

「お客様から『HDDはどこにあるのですか。見せてください』といった声もよくお聞きします。VCRのようなデザインというのも必要なのかもしれませんね。本当の“かんたん”は簡単にはできません」と決意を新たにする。

同社でもかつて、使いやすさを重視した「カンタロウ」という商品を市場に提案した。「今考えても、コンセプトは間違っていない。今後さらに掘り下げて対応していきたいと思います。東芝はRDシリーズで、本格派のお客様から大変高い信頼と評価があります。それはそれでしっかりやっていく。同時に、“シンプルオペレーション”という面から、これまでの殻を打ち破った、全く新しい商品をつくっていきたい。ご期待ください」と抱負を述べる増山氏。8月に開催あれる北京五輪へ向けて準備する新商品にも、「他社を凌駕する新機能を盛り込んでいます」と差別化に自信をのぞかせる。

DVDレコーダーとともに、もうひとつの柱となる、ポータブルDVDプレーヤーも、「常にシェア1、2位で高い支持をいただいていますが、ここでも引き続きこのポジションをキープしていきたいと思います」。

東芝では販売店に対する勉強会や、展示・プロモーションの充実など、商品力とともに、販売力強化にもさらに力を入れていく構えだ。

(Senka21編集部)