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【Senka21】年頭メーカーアンケート − ソニーマーケティング・石井元久氏

2008/01/15
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主要各社が語る2008年の市場環境の変化と需要創造の取り組み
年頭メーカーアンケート メディア編 〜ソニーマーケティング〜



ソニーマーケティング(株)メディア・バッテリー&ペリフェラルマーケティング部 統括部長 石井元久氏
一体感と高い付加価値のあるソリューションの提供により総合的な満足度の向上を図る

Q1:市場を取り巻く環境が目まぐるしく変化をする中で、ユーザーのライフスタイルやその消費行動、価値観の中で、メディアの役割や意義に、どのような変化があると考えているか。

A1:07年は放送環境やコンテンツのHD化がさらに進展したが、それ以上にハードのHD化も進んだ年であった。お客様にとっては、今後こうしたHD化された情報やコンテンツを何に残すのかが大きなポイントになってくると思われる。技術の進歩と共に記録媒体は目まぐるしく進化してきたが、お客様目線で見れば分かりにくい一面もあったかと感じている。

しかし、ここにきてデジタル化が定着しはじめ、フォーマットよりも高画質映像をいかに劣化させずにアーカイブするかが注目されるようになってきた。また、用途にあわせてデジタル機器を組み合わせて使う活用も目立ってきており、機器どうしが繋がるというコンセプトもますます大事になってきている。HDMIやUSB、DLNAなどメディアを動かす機器間のアプリケーションやインターフェースの重要性が高まる一方、メディアについては美しい映像をそのまま残せるBlu-ray Disk(BD)がHD時代の最善のソリューションと考えている。

Q2:2008年の御社の中心となる商品ジャンルおよび、その、需要喚起、市場創造へ向けての提案、取り組みについて。

A2:07年度は、Blu-ray Diskを中心とした光ディスクの拡販強化を重点課題としてきたが、計画通り、ハード商品でのHD化推進の効果もあり成果が出せたように思う。特に年末商戦ではBDレコーダーを中心に「音質」「画質」の違いが判っていただけるような商品群が揃ったこともあり、市場が一気に拡大した。記録メディアでは、BDを中心とした流れが一層顕著になった。

08年度はこうした流れを受けて、これまでのメディア売り場だけではなく、AV商品(カムコーダー、デジカメ、ディスプレイなど)売り場や、ゲーム商品売り場、レンタルショップなどでも、HD対応のハード商品との連携を活かして、さらなる「連動売場」作りを提案し、お客様の「撮る・録る・残す・見る」といった要望への対応を進めていきたい。今後もソニーならではの一体感と高い付加価値のあるソリューションを提供し、お客様へのこれまでにない総合的な満足を実現していきたい。

(Senka21編集部)

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