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【Senka21】年頭メーカーアンケート − 富士通テン・吉川良介氏

公開日 2008/01/09 15:04
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主要各社が語る2008年の市場環境の変化と需要創造の取り組み
年頭メーカーアンケート ~富士通テン~



富士通テン(株)営業本部ECLIPSE営業部部長 吉川良介氏
PC中心のAVスタイルに対しTD307PAllを積極訴求
キャンペーンや試聴会も実施


Q1:市場を取り巻く環境が目まぐるしく変化する中で、2008年のユーザーのライフスタイルやその消費行動・価値観において、どのような変化があると考えるか。

A1:マーケティングの世界で近年盛んに使われている「A・I・S・A・S」。「Attention(注意)」「Interest(興味)」「Search(検索)」「Action(購買)」「Share(情報共有)」。この流れは消費行動においてスタンダードとなっていると販売店様の展示即売会や試聴会などで実感している。

Googleでの検索やmixi、価格.comなどのインターネットを媒体とした情報共有のスピードには目を見張る物がある。また、iTunesやYouTubeなどのPC中心としたソフトウエアの台頭により家庭でのメインプレーヤーがミニコンからPCに移り替わり、PCに触れる時間が増えたこともこれを後押ししている。このような流れが恒常化したことを受けて、PCを中心としたオーディオ・ビジュアルスタイルへの興味が若年層以外のミドル層や主婦層にも浸透すると考えてる。

Q2:御社の2008年の中心となる商品ジャンルおよび需要喚起、市場創造へ向けての提案や取り組みは。

A2:07年4月に発売した「TD307llシリーズ」の販売が日本・英国などの専門各誌の好評価を受けて好調。シリーズとしては単品スピーカーである「TD307ll」がホームシアター専門店などに音・デザイン・設置牲が評価され特に好調に推移している。

08年度はPCが家庭のメインプレーヤーとなることを考え、スピーカー&アンプのSETである「TD307PAll」を中心にプロモーションしていく。

また、昨年末にAVメーカー各社が一斉に次世代Discプレーヤー、新音声フォーマット対応AVアンプなどを投入し、旺盛な需要を喚起した流れは08年度にも継続すると考えている。この流れを受けて当社も昨年末より展開している「天吊ブラケットプレゼントキャンペーン」と合わせて5.1ch・7.1chなどのホームシアターユーザーへミドルクラスの単品スピーカー「TD510」「TD508ll」を訴求し、5.1chパッケージシステムである「TD307THll」はホームシアターのエントリーユーザーへ販売店様での試聴会などの協力を得て訴求していく。

(Senka21編集部)

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