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米NEC、Windows Vistaに初対応のネットワークプロジェクター発表 − HQV技術も内蔵

2007/06/20
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6月19日〜21日まで開催のInfoComm2007

米NECのネットワーク対応液晶プロジェクター
19日から開催中のInfoComm2007(カリフォルニア州アナハイム・コンベンションセンター)において、北米NECディスプレイ・ソリューションズは、液晶プロジェクター3モデル「NP1150」「NP2150」「NP3150」を発表した。

ビジネス・教育ソリューション向けに開発された本機は、民生機初のWindows Vistaのネットワーク映像機能対応機で、「ネットワークプロジェクターに接続してください」というウィザードにおいて、USBマウスのごとく簡単に、特別なソフトウェアなしで使用できる。この機能はプロジェクターにあらかじめインストールされたWindows Embedded CE6.0オペレーティングシステムで可能となる。

また、本機は映像処理技術にシリコンオプティクスのHQVを採用した。HQV技術はHD映像やSD映像と同様に、コンピュータ信号のために設計されたビデオ処理/スケーリングシステムとして最高のパフォーマンスを実現する。インターレス映像における典型的な人工的動きを取り除くために、画素単位ベースで動き適応型の優れたビデオ処理を行う。HQVによってビデオ会議はライブ感の高い映像を得ることができる。

パネル解像度は1024×768。明るさは3500〜5000ルーメンの照度範囲を持ち、明るい部屋での使用も可能。コントラストは600対1。垂直・水平レンズシフトも付き、設置性は高い。簡便・迅速なレンズ交換が可能な「bayonet styleレンズ」もオプションラインナップを揃える。NECエコモード技術で最大3,000時間のランプの寿命を伸ばしつつ、33dBで静穏操作を実現した。

NP1150、NP2150、およびNP3150プロジェクターは2007年度後半の北米出荷予定。価格は公式ホームページで後日アナウンスされるという。日本国内での発売は未定。

本機のスペック(展示ブースのもの)

(月刊AVレビュー編集部)

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