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<佐藤和俊レポート>新生Dpaが幕を開けた第1回総会 − 地デジ親善大使新メンバーも登場

公開日 2007/06/14 16:22
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昨夕、明治記念館に向った。Dpa(ディーパ)の総会と懇親会があったためだ。Dpaは、地上デジタルの普及促進を担う放送、通信、メーカー等が中心となって設立されたものだが、衛星放送の普及活動を行っていたBPAという団体もジョイントし、新生(社)デジタル放送推進協会の第一回総会の幕開けとなった。

総会ではまず、Dpa新理事長に就任した日本テレビの間部耕苹氏があいさつ。発言の中で特に注目したいのは、米国で近々、受信機を格安で購入するためのクーポンが発行される予定であるとか、英国では受信機購入に対し一世帯40ポンドの補助金がでるといった、諸外国のデジタル普及に伴う公的な補助制度に言及したこと。

Dpa新理事長に就任した日本テレビの間部耕苹氏

右端が間部氏、隣が昨年度Dpaの理事長を務めていた河合氏

日本では、1億台のアナログテレビのうち、約4,000万台程度が2011年まで残るという予想もあり、格安の受信機(5,000円程度か?)を用意して、2011年の完全デジタル化に臨まないと大変なことになるという危機意識が感じられた。

50年ものあいだ、日本テレビでテレビマンとして活躍してきた同理事長の就任で、ぜひDpaには「戦うDpa」に発展していって欲しい。特に、デジタル切り換えの重大な要素である、中規模中継局の細かい情報が望まれる。

6時すぎから始まった懇親会では、地上デジタル推進大使らが登壇。退任して参議院選挙に出馬予定である丸川氏に代わり、新メンバーとなったテレビ朝日の野村アナも紹介された。

Dpaの2007年度活動目標

地デジ推進大使の野村アナも紹介された

(放送アナリスト:佐藤和俊)

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