TDK、「TDK」ブランドの記録メディア販売事業を米イメーションへ譲渡

2007年04月19日

TDK(株)は19日に開催した取締役会において、TDKブランド記録メディア販売事業を米イメーション・コーポレーション社に譲渡し、かつ記録メディア製品を対象とした「TDK」ブランドの使用をイメーションに許諾することを決議・合意した。譲渡対価はイメーションの普通株式と現金で3億米ドル。

なお今回の譲渡対象については、TDKブランドの記録メディア製品販売事業に限定されたものであり、記録メディアの研究開発と製造部門については引き続きTDK社内に残される。OEM販売についても継続される。

今回の合意について、TDKは「イメーションにTDKの販売・マーケティング事業を統合、一体化することにより、TDKブランドの記録メディア製品販売事業の強化、及び成長を目的とするもの」としている。また、デジタルコンバージェンス時代の記録メディア事業環境が急速に変化する中、競争条件や競争相手などが従来から変化してきたことから、TDKとイメーション両社の協議の結果、個々の企業の枠組みを超えて互いの強みを活かしながら、市場の要求に的確に対応するための組織再編が必要と判断したという。

両社の合意の主要点は下記となる。

・TDKはイメーションにTDKブランド記録メディア販売事業を譲渡すると同時に、ブランド「TDK」の使用を許諾。TDKブランドの使用許諾範囲は、現在および将来の磁気テープ、記録型光ディスク、フラッシュメモリー製品およびその他のアクセサリー製品が対象となる。

・TDKはその対価として、イメーションの普通株式、約280百万ドル(約336億円)相当(イメーションの発行済株式の約17%)、および20百万ドル(約24億円)の現金を取得する。なお、TDKのイメーション株式保有については、完全希薄化後の保有比率が22%を越えないこと、およびその他の付帯条件を有する。この合意により、TDKはイメーションの筆頭株主となり、イメーションの取締役会へ取締役候補を1名派遣することができる。

・TDKはTDKブランド記録メディア販売事業を欧州、日本、米国及びアジアなど世界各地で展開しているが、原則として、一定数の販売及びマーケティング事業に従事する従業員は譲渡の完了と同時にイメーションに移籍となる。

・TDKはオーディオカセット、ビデオカセット、データストレージテープ、ブルーレイディスクなどの記録メディア製品の研究開発と製造事業を継続し、他のOEM顧客と同様、イメーションへの製品供給も予定する。

・TDKとイメーションはTDKブランド製品を従来どおり安定的に供給するために製品供給契約を締結する

今後TDKは、同社の強みである開発力、製造技術力を活かした製品開発、OEM販売に特化し、ブルーレーザーディスク、データストレージテープを核として本事業の競争力を一層強化すると伝えている。今回の譲渡については規定の要件を満たすことを条件に、2007年度第2四半期に完了する見込みとされている。

【問い合わせ先】
TDK(株)
TEL/03-3278-5111

(Phile-web編集部)
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