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Senka21「2007業界展望」メーカーアンケート − スタート・ラボ編

公開日 2007/01/12 18:50
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「品質」を価値として提供。多様化するユーザーニーズに対し、痒いところに手が届く提案も強化


(株)スタート・ラボ取締役 第一営業部 部長 木藤正一氏


−規格の複雑化やさらなる高画質化など、メディア市場を取り巻く環境も大きく変化を遂げる中で、迎えた2007年、ユーザーのライフスタイルやその消費行動、価値観にどのような変化があると考えるか。

昨今ハイスペック一眼レフカメラ(10メガピクセルズ以上)が市場を席巻し始め、カメラに内蔵した小型メモリーカードも1GB・2GBと大容量化した。撮影したデータがCD-Rの容量では不足し、静止画でも写真保存にDVD-Rを使用する機会が多くなり、益々DVD-Rの用途の広がりと共に需要が拡大していくものと思う。また、地上デジタル放送の録画で、CPRM対応DVD-Rの拡大も望めると同時に、長時間録画に適したDL(2層式)DVD-Rも需要が活発化。用途に合った商品選択の幅が広がり、目的ごとにユーザーが選択できる選択肢が広がった。

記録速度のアップも目前に迫っている。即ち、現在主流の8倍速記録から16倍速への移行で、直近では多くの機器(ドライブ・レコーダー)が16倍速記録の機能を保有する。DVD-Rメディアも16倍速対応品に値頃感が出てくるため、高速化が進むものと推測される。

そのような中、CD-Rは一般的に若干の縮小傾向と見られがちだが、用途の広がりもあり、需要も堅調な推移が見込まれ、追記型光記録メディアは、引続き市場拡大する商品群の一つとして数えられる。

−2007年の御社の事業展開の中心となる商品ジャンル、そこでの需要喚起、市場創造へ向けての取り組みについて、どのような提案・展開を行っていくか。

用途の広がりはDVD-Rファミリーの幅も広げCPRM・DL・記録速度の高速化があり、That,sはそのすべてに対応した商品ラインナップを揃えユーザーの利便性の向上を目指している。このような多様性をもった商品ラインナップは品質が重要になる。即ち、CPRMはムーブであることで記録ミスが許されず、DLは記録層が2層で構成されており、製造技術の差が品質の差になって現れ、16倍速記録もディスクの高速回転による盤面精度の向上が求められる。DVD-Rは益々「品質」がキーワードとなり、バラツキの無い安定した商品作りが最重要課題となる。

That,sはすべてのディスクを徹底した品質管理のもと日本国内の自社工場で生産し、「品質」を価値としてユーザーにお届けすることをモットーにしている。さらに、多様化しているユーザーニーズに対し「楽らく収納」シリーズでスリーブ梱包・ファイル梱包・縦型スピンドル等の提案型商品を考案し「ユーザーの痒いところに手が届く」商品作りを目指している。これからも安心してお使いいただける追記型光記録メディアを作り続けていく。

(Senka21編集部)

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