Senka21「2007業界展望」メーカーアンケート − シャープ編

2007年01月03日
一歩先行くマーケティングと進化する技術の集大成で、お客様に驚きと感動をもたらす。


シャープ(株) AVシステム事業本部 液晶デジタルシステム第1事業部
副事業部長 兼 商品企画部長 出野忠男氏


−市場を取り巻く環境が日々、激しく変化していく中で、迎えた2007年は、ユーザーのライフスタイルやその消費行動、価値観において、どのような変化があると考えるか。

今の日本のお客様は、価格が高くとも納得さえしていただければ、いい物を買われる。それは日本製品のよさに、たくさんの方が気づかれたからだと思われる。他のカテゴリーを見ても、掃除機や洗濯機など、高額商品であることの付加価値が認められ、受け入れられている。そういった本流志向に、私どもの「亀山ブランド」はマッチしていると考えている。だからこそ、日本での薄型テレビの文化はどこよりも早く普及したと考えている。

今年の年末で、液晶テレビの世帯普及率は35%と言われているが、日本で1億数千万台のテレビが稼動している状態からみると、アナログ停波となる5年後までにまだ数千万台のデジタルテレビが必要である。まずこの課題にきちんと取り組むことが、液晶テレビNo.1メーカーとしての責務であると考える。画質とサイズ、周辺機器との連携などをビジネスチャンスと考えると、テレビは大きなマーケットである。

−2007年の御社の事業展開の中心となる商品ジャンル、そこでの需要喚起、市場創造へ向けての取り組みについて、どのような提案・展開を行っていくか。

当社では1969年から液晶の開発をしており、お客様のニーズを汲んだ、顧客志向の考え方が根付いている。テクノロジーの幅も広くなってきたが、当社ではオンリーワン商品の開発、緊急プロジェクトの対応など総合力を発揮した開発体制に柔軟に対応できる。またどこよりも早く第8世代の工場をつくり、稼働させることができた。それらを支える技術の進化が常時あり、そのひとつひとつが、お客様に驚きをもたらすことができるもの。これらの集大成が成果として現れていることが強みであり、今後もさらに力を入れていきたい。

そしてテレビ、モニター、ディスプレイ、スクリーンという4つの用途について、1つ1つの課題解決に向け、きっちりと取り組んでいく。そのために今後も他社の先を行くマーケティングを実践していく。いいところを1つ1つ強化していけば、お客様には必ず喜んでいただけるものと確信している。

(Senka21編集部)