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Senka21「2007業界展望」メーカーアンケート − エプソン販売編

公開日 2006/12/29 11:33
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豊富なラインナップを活かし幅広い層に訴求することで、PJ市場全体の底上げを図る


エプソン販売(株)
販売推進部(映像機器) 部長 皆川浩一氏


−市場を取り巻く環境が日々、激しく変化していく中で、迎えた2007年は、ユーザーのライフスタイルやその消費行動、価値観において、どのような変化があると考えるか。

2006年はフルハイビジョン(フルHD)元年となったが、再生機器やコンテンツなど、お客様が購入欲求を満たす商品が出揃うのは2007年になるのではないかと考えている。ハイビジョン放送の本格化に伴うデジタル放送受信機の普及、ブルーレイやHD DVD、ゲーム機などのフルHD対応により、お客様がAV機器購入を検討する大きなポイントとしてフルHD対応ということが響いてくるであろう。また、引き続き大画面化が進むことを想定している。

一方で、手持ちの様々なコンテンツを大きく映して楽しみたいというライトユーザーの層も引き続き広がることを想定している。ゲームやDVD、デジタルカメラの画像など好きなものを好きな場所で大きくして、大勢で楽しむといったコンテンツによる視聴サイズの変更といったことが従来より手軽に行われるようになっていくことを予想している。

−2007年の御社の事業展開の中心となる商品ジャンル、そこでの需要喚起、市場創造へ向けての取り組みについて、どのような提案・展開を行っていくか。

2006年秋に発売となったDVD一体型プロジェクターを中心に、フルHDプロジェクターを含めたドリーミオのラインナップをもって市場の需要に応えていく。

DVD一体型プロジェクターは、3年目となり認知も拡がってきている。好きなときに好きなものを好きなところで、というライトな感覚と使いやすさ、スクリーンとのセット販売によるお手軽感から、その市場は広がってきていると考えている。これらの商品に関しては今後量販店でいかにご自宅への導入を想定させるかをメインに展開を検討していく。

また、フルHDのプロジェクターに関しては、新しい技術を搭載し、増加するフルHDコンテンツの緻密さ、高精細さをフルに表現することができる。それをお客様の手の届く範囲で提供することで、よりフルHD市場を活性化させていきたい。

ライトユーザーから画質にこだわる方まで、幅広い層に訴えかけていくことによって、プロジェクター市場全体の底上げを図っていく。

(Senka21編集部)

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