<FPD2006>APDCが動画性能の新しい基準「動画解像度」を提案

2006年10月18日
フラットパネルディスプレイに関する総合展示会「FPD International 2006」が本日開幕した。会場はパシフィコ横浜で、会期は本日10月18日から20日までの3日間。本項では、(株)次世代PDP開発センター(APDC)が公表した「『動画解像度』測定方法の提案」を中心にお伝えする。

APDCは日立製作所、松下電器産業、パイオニアの3社が出資し、2003年に設立された企業で、PDPに関する技術開発および生産技術の開発などを行っている。

今回同社は、ディスプレイの特性によっては「パネルの画素数」と「見た目の解像度」が必ずしも対応していないという問題を解決する方法として、動画表示性能を「人の見た目に近い尺度」で測定する方法を開発。測定結果は「動画解像度」として数値化することが可能となる。同社は、消費者にわかりやすいこの性能表示を行うよう、メーカーに提案していくという。


PDPと液晶の比較展示も行われている

「動画解像度」の提案概要(1)

「動画解像度」の提案概要(2)
測定方法は、間隔が徐々に狭まっていく楔形の解像度チャートを画面上でスクロールさせ、そのスクロールと同じスピードでビデオカメラを追従させ撮影する。そして、撮影した映像から楔の間隔を識別できる限界の解像度を求める、というのが今回の提案だ。測定された「動画解像度」は「TV本」という単位の数値で表され、フルHDディスプレイの場合1080TV本が最大の値となる。

動画の表示能力の高いPDPにおいてこの表示を採用していくことで、PDPの優位性を積極的にアピールしていくことが可能となりそうだ。



低消費電力/高輝度を実現した新技術の展示
また同ブースでは、同社が開発した低消費電力パネルの展示も行われた。本パネルは、4分の1の消費電力で従来と同じ輝度を実現。逆に、同じ消費電力では4倍の輝度を得ることが可能となる。セルサイズは42V型とほぼ同等だという。本技術の開発はすでに完了しており、すでに出資する3社には技術の開示を行ったという。

5月からは新プロジェクトとして、4K2Kなどの高精細ディスプレイでも高効率表示を行う技術を開発開始しているという。


(Phile-web編集部)