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<CEATEC2006:テレビポータル>「アクトビラ」などテレビポータルサービスの技術を展示

公開日 2006/10/04 19:31
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先日発表された「アクトビラ」の説明展示もあった
テレビポータルのブースでは、デジタルテレビを対象としたテレビポータルサービスの技術紹介を行っていた。先日お伝えした「アクトビラ(acTVila)」(関連ニュース)についての展示も行われている。

テレビポータルサービスの鍵となるのは、機器認証技術と、家電用に特化したDRM技術「Marlin(マーリン)」だ。


機器認証のシステム

機器認証の画面

機器認証が終了すると、このような個人ページがトップ画面に設定される
購入したテレビを使用してセンターにアクセスすると機器認証が行われる。使用したテレビにIDが登録され、次回以降そのID専用のトップページを表示することができる。認証された機器のみがサービスサイトに接続できるため、安全な環境でのサービス提供が可能だという。


DRMの説明と「Marlin」について
Marlin(マーリン)は、家電向けの著作権保護技術。PCと比べてスペックの低い家電でも使用できる、プログラムサイズが小さいことが特徴だ。米Intertrustや松下電器、Philips、Samsung、ソニーの5社が、2005年1月に「Marlin Joint Development Association(JDA)」を設立し、世界的な共通仕様を策定している。現在のところ詳細な仕様は決まっておらず、各コンテンツプロバイダーとの協議をすすめている段階とのことだ。

ブースでは、VODや家庭内のエネルギー使用量一覧などを確認できる生活サービスのデモが行われていた。

VODサービスなどの概要

家庭内のエネルギー使用量を調べるなどのサービスも実施予定とのこと

説明員は、「今テレビポータルサービスは黎明期のネットと同じ位置にいると考える。今後動画配信などが始まり、魅力的なコンテンツが増えれば、新しい楽しみ方や利用方法が生まれる。新しいビジネスを創出する場になるだろう」と語った。

(Phile-web編集部)

ceatec2006report

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