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<A&Vフェスタ 2006レポート:カーAVゾーン>各社の個性派システムがデモカーによる体験コーナーを設置

公開日 2006/09/22 18:02
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イベントホール1階の「カーAVゾーン」では、三菱電機、アルパイン、パイオニア、日本ビクターがカーAV機器の展示を行っている。

■三菱電機


三菱自動車のブース
三菱電機のブースでは、「DIATONE DS-SA3」(関連ニュース)の展示が行われている。


トゥイーター

ウーファー
説明にあたった同社カーマルチメディア製造部 技術第4グループ 専任の仲田剛氏は、「カーオーディオは、走行音などのある、音楽を聴くには理想的な環境とは言いがたいところで使われるものだ。本製品は、騒音をなくすというよりは、聴こえる音を増やすというのがコンセプト。ホーム用オーディオをそのまま車に乗せた感じだ」と語る。

ネットワーク

DMMのストラクチュアルフレーム

トゥイーターにはフロントロード・ダイレクトラジエーターを採用。音波の拡散を防ぎ、振動板のエネルギーを無駄なく伝えるつくりになっているという。

同社のグループ企業である三菱電機エンジニアリング(株)から2005年に復活したハイエンドオーディオブランド「DIATONE」を冠しているだけあり、その音質を説明する口調には自信が伺えた。

■アルパイン


アルパインのブース
アルパインのブースでは、車載用のDVDユニットや、iPodと直に接続が可能なCDヘッドユニット「MDA-W925JB」や「CDA-9857Ji」などが展示されている。


DVDユニットの展示

CDA-9857Ji

MDA-W925JB
同ブースの説明員は、「純正パーツのモニターは最大7インチだが、本社の製品は10インチのものも用意している。また、iPodと直に接続できるCDヘッドユニットは、機能キーからiPodにダイレクトサーチできたり、iPodと同様の手順で操作できるなどの利点がある。純正パーツにはない付加価値をつけることが大切だと考えている」と説明した。

■パイオニア

パイオニアのブース

パイオニアのブースでは「Carrozzeria」が展示されている。本機は5.1chと2chを両立できるのが特徴。例えばDVDを視聴する際は5.1chの音声情報を振り分け前後左右のスピーカーから出力するが、CDを試聴する際は2chの音声情報を前面のスピーカーのみから出力する。

Carrozzeria

ドア部に取り付けられたスピーカー

後部に搭載されたウーファー

同ブースの説明員は、「従来製品では2chソースでもいくつものスピーカーに振り分けられてしまった。本製品で大切にしたことは『ソースを忠実に伝える』こと。作り手の本意をそのまま表現し、作り手とお客様とを結びたい」と話した。

■ビクター

ビクターのブース

日本ビクターのブースではウッドコーンを使用した車載用スピーカーの展示が行われている。

樺材をカツラ剥きのように薄く削いだもの数枚をプレスして作ったウッドコーンは製作に高度な技術を要する。削いだ樺材を日本酒に浸けると、柔らかくなり破れにくくなる。これは居酒屋で雀を柔らかくする際の手法に倣ったものだという。ウッドコーン製作技術は進化し、14.5cmのものも作れるようになったそうだ。説明にあたった同社カーエレクトロニクス事業グループ カーエレクトロニクスカテゴリー 国内営業部 次長の武藤弘氏は、今後は3WAYの展開をしていきたいと語る。

バイク用のペンシル型スピーカー

車載用ウッドコーンスピーカーのセット

また、同ブースでは、バイク用のペンシル型スピーカーも展示されている。同社独自の技術である、細い振動板を使用した「DDダイヤフラム」を搭載している。バイクにまたがった時一番音がよく聴こえるよう音の趣向性を高めているという。

また、車載用ワンセグチューナーも参考出品されている。こちらは年内の発売を予定しているとのことだ。


参考出品されたワンセグチューナー

(Phile-web編集部)

avfesta2006

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