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[CEDIA EXPO 2006レポート]ドルビー・ラボラトリーズのプライベートショー

公開日 2006/09/16 22:56
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ドルビーはメイン会場への出品のほか、コンベンションセンターと通りを隔てたハイアット・リージェンシーホテルのスイートルームにディーラーやジャーナリストを招待、ドルビーデジタルプラスとトゥルーHDのプロモーションを行った。

HDMIヴァージョン1.3への対応が遅れているために、ドルビーの新フォーマットをデコードする機能を搭載したAVアンプ(レシーバー)が現れていないが、同社テクニカルマーケティングディレクターのクリストフ・シャバンヌ氏は、「従来のドルビーデジタルから新段階へ進んだのだから、AVのシステムにパラダイムシフトが起きていい。ブルーレイROMプレーヤーやHD DVDにデコード機能が搭載されているのだから、AVアンプ側でのデコードにこだわる必要もなく、エンドユーザーの間で買い控えが起きないようにしないように啓蒙したい。1.3の前に楽しむことができるはず」と語る。

ドルビーのプライベートショーのセット

サムスンのブルーレイROMと東芝のHDDVDプレーヤーも見える

また、リニアPCM採用ディスクがブルーレイROMに現れていることについては、「リニアPCMはドルビー・トゥルーHDに比較して2〜3倍のデータを必要とする。その分を可変転送レートを生かした画質の更なる向上やフィーチャーの充実に向けないのか不可解。トゥルーHDならロスレスで音質に変わりはなく画質に貢献できるのだからその方が正解のはずだ。それを理解してワーナーホームビデオが(採用タイトルを)4タイトルを発売した」と力説する。

デモはドルビーデジタルプラスで映画『Warm Spring』とテレフューチャーの『Serenity』、トゥルーHDで『パーフェクトストーム』と音楽ライブ『Legend of Jazz』からリー・リトナーの演奏クリップ(192kHz/24bit)を上映した。リトナーのギターのディストーションが非常にきれいに出てトゥルーのアドバンテージを十分に感じさせた。

なお、当日は夕方、ドルビーのディナーがデンバーのダウンタウンのレストランで催され、筆者も招待に預かりコンチネンタル料理とボルドーワインに舌鼓を打った。Thank You、アリガトウ!

(大橋伸太郎)

[CEDIA2006REPORT]

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