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地デジ完全移行へのカウントダウン今日から ― 総務省で記念式典開催

公開日 2006/07/24 18:22
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今日からちょうど5年後の2011年7月24日に、テレビ放送が地上アナログから地上デジタルに完全移行することを受け、総務省にてカウントダウンセレモニーが行われた。

司会進行を務めたのは、在京6放送局の女子アナウンサーからなる「地上デジタル推進大使」のひとり、(株)テレビ朝日の丸川珠代アナウンサー。その他5人の地デジ大使は、それぞれ以下のように挨拶した。

(株)テレビ朝日 丸川珠代アナウンサー

日本放送協会 島津有理子アナウンサー

日本テレビ放送網(株) 馬場典子アナウンサー


(株)東京放送 竹内香苗アナウンサー

(株)テレビ東京 森本智子アナウンサー

(株)フジテレビジョン 中村仁美アナウンサー
●日本放送協会 島津有理子アナウンサー
5年というとまだまだ長いような気がするが、自分がアナウンサーになってからの10年はあっという間だった。皆様がスムーズに移行出来るよう、広報活動に尽力していきたい

●日本テレビ放送網(株) 馬場典子アナウンサー
地上デジタル放送においては、テレビ局の役割が大変重要になる。日々の期待感と共に、責任感も非常に感じている。

●(株)東京放送 竹内香苗アナウンサー
エンターテインメントの部分も充実してくる。私たちもエンターテイナーさながらに頑張りたい。

●(株)テレビ東京 森本智子アナウンサー
テレビはどんどん進化していく。エンターテインメントもだが、生活に密着した情報も大事。各局一丸となって推進に努めていきたい。

●(株)フジテレビジョン 中村仁美アナウンサー
テレビは夢を育むもの。自分も、これから5年後どうなるのか、ということに思いを馳せているところだ。

さらに、(社)地上デジタル放送推進協会(D-pa)理事長の河合久光氏が、「本年度は、アナログ放送が終了することの認知度を50%以上、デジタル受信機の普及台数2000万台以上にすることが目標だ。あと5年で全世帯をデジタル放送へ移行させるのは国家的な大プロジェクト。総務省、メーカー、放送事業社等と連携をとりながら広報・普及活動を積極的に行っていきたい」と抱負を述べた。


D-pa理事長 河合久光氏

竹中平蔵総務大臣
セレモニーには竹中平蔵総務大臣も出席。竹中大臣は、「私も先日地デジ対応テレビを購入した。今日から『完全デジタル元年』へのカウントダウンが始まる。更に2010年までには、日本からブロードバンドを使えない地域をなくすという、世界初の試みをなそうともしている。デジタル放送のある未来の生活はどんなものになるか、ひとりひとりに想像してもらうことが、大切なはじめの一歩になるのではないか」と挨拶した。

地上デジタル推進大使として選ばれた各局の女性アナウンサーと竹中大臣が、銀座の数寄屋橋交差点に設置されたカウントダウンボードを除幕するスイッチを押すと、ボードを覆っていた白い風船が空へと放たれ、地デジ完全移行まで1826日、と示す電光掲示板があらわになった。

除幕スイッチを押す竹中大臣と地デジ推進大使

地デジ完全移行まであと1826日

D-paでは、数寄屋橋交差点のカウントダウンボードに加え、可搬型の「カウントダウン・モニュメント」を2台作成。1台は総務省玄関に設置され、もう1台は全国各地を巡回する。8月中旬までは名古屋地区で展示されるという。

また、本日から、SMAPの草なぎ剛さん出演の、地デジ移行を知らせるCMが放送を開始。さらに、全国の自治体、家電量販店、各都道府県の放送局に、「カウントダウン・卓上式日めくりカレンダー」を配布する。これには地デジに関する質問を受け付けるコールセンターの電話番号なども記載されており、地デジ移行を広くアピールするための動きがいよいよ本格的にスタートしたことが感じられる。

(Phile-web編集部)

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