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FHP、垂直解像度を1080画素に高めた42V/37V型PDPを開発

公開日 2006/03/07 19:45
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富士通日立プラズマディスプレイ(株)は、ALIS方式を採用したハイビジョンPDP「A4シリーズ」を開発、42V型と37V型を今月から量産開始した。

今回開発したモデルは、ALIS方式の初代から数えて6世代目となる。解像度を従来の1,024×1,024から1,024×1,080に変更し、画素数は111万と、従来品から約5%増えた。42V型モデルでは世界最高の画素数となる。垂直画素数がハイビジョンの解像度と同じため、ハイビジョンを再生した際の画質向上が期待できる。

輝度は42V型が1,400cd/m2、37V型が1,300cd/m2。画素数を増やしセルピッチが小さくなると輝度は低下する傾向があるが、今回開発した新シリーズは、画素数を増やしながら高輝度を実現した。

色再現範囲も向上。新開発した蛍光体はさらに赤の色再現範囲を拡大したほか、高色純度緑蛍光体を継続して採用したことなどから、業界最高クラスとなるNTSC比95%の色再現範囲を実現した。

映像信号処理用のASICも新開発。サブフィールドの配列を最適化しながら動き適応処理、シネマモード専用の設定などの改善を行い、階調表現を高めた。暗部の階調表現力も高いという。PAL方式の高画質化も行っている。

【問い合わせ先】
営業統括部 営業技術部
TEL/044-850-2451

(Phile-web編集部)

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