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ソリューションシステムズ、プロ用ディスプレイキャリブレーションシステム「ColorFacts Professional」を発売

2006/02/16
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製品の組み合わせ例。センサーがモニター状態を読み取り、PC画面上にリアルタイムで表示してくれる
(株)ソリューションシステムズは、2月24日より米国datacolor社製のビデオモニター/プロジェクター計測キャリブレーションシステム「ColorFacts Professional(ver6.0)」を発売する。

「ColorFacts Professional」はWindows PCで稼働する専用ソフトとセンサーが1セットになったプロフェッショナル用システム(エントリー向けにはSpyderTVが発売されている)。ディスプレイ機器は使用する環境や頻度・時間で見え方にズレが生じる。その見え方のズレを正確に計測・把握し、ある基準に合わせるための作業に用いるツールが"キャリブレーションシステム"だ。


システムには実績のあるSpyder2センサーが同梱。また、他社製のセンサーも幅広くサポート。本ソフトウェアの汎用性の高さが伺える
同梱のセンサー(他社のカラーセンサーにも対応)をモニター画面にセットすることで、モニターが表示する色情報などを正確に計測し、その結果を表やグラフで表示する。液晶、プラズマ、ブラウン管、プロジェクションテレビなどの様々なモニターに対応しているのはもちろんのこと、プロジェクターの計測にも利用できる点も大きな特徴だ(この場合、プロジェクターが投写しているスクリーン表面にセンサーが向くように、三脚などを利用して計測する)。


キャリブレーション中のソフトウェア画面。輝度情報や色情報などを多角的に計測・グラフ化することでキャリブレーション対象のモニター状態が一目で把握できるようになっている
PC画面上に表示するグラフは、CIEチャートやRGBヒストグラム、輝度(明るさ)ヒストグラム、テンプヒストグラムなど多彩な項目を用意し、モニターのコンディションが一段と分かり易く把握できるようになっている。また、様々な映像規格に調整するための設定をあらかじめプリセット、プロフェッショナル向けとはいえ、ユーザーへの使い勝手も工夫されている(もちろんカスタムで自由に設定することも可能)。

厳密な映像表示が求められる製造ラインでの検査やディスプレイの技術・開発者。また、インストーラーやハイエンドユーザーに長く愛用されてきたキャリブレーションシステム「ColorFacts Professional」は、Windowsベースで動くソフトウェアと、汎用性が高いセンサー部を持ちながらも493,500円というプロ用機器では破格の値段を実現しているという。

システムのセット内容。WindowsPCで稼働するソフトウェアとセンサーが同梱される
問い合わせ先とソフトウェア動作環境は以下の通り。

●問い合わせ先:(株)ソリューションシステムズ TEL:03-5684-2863

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製品スペックやデータを見る
【ColorFacts Professional必要システム条件:(ソフトウェア:英語版)】
動作環境:Windows98、ME、2000、XP、2003
     PentiumクラスのCPU400MHz以上
     128MB以上のメモリ(最低限)
     20MB以上のハードディスク空き容量とレポート等の書類ファイルの保存スペース
     800×600以上の解像度
     24or32bit以上のカラー表示