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日本TI、携帯電話向けデジタルTV放送にも対応するプロセッサーを発表

2006/02/15
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OMAP3430
日本テキサス・インスツルメンツ(株)は、携帯電話用の新しいアーキテクチャ「OMAP 3」を発表するとともに、これに基づく初のプロセッサーとなる「OMAP3430」を本年中旬にサンプル出荷する見込みを明らかにした。

「OMAP 3」のアプリケーション・プロセッサーの搭載により、携帯電話にカメラ、ゲーム端末、携帯型ビデオ・プレーヤー、携帯型音楽プレーヤー、ノートPC、PDAなどの各種の機能を融合することができるようになるという。

また「OMAP3430」プロセッサーは、携帯電話向けのプロセッサーとして初めてHD画質の映像再生機能を実現可能とした。同プロセッサーを搭載した携帯電話であれば、ユーザーは映画をダウンロードし、HDモニターで視聴できるようになるとされている。

本プロセッサーはまた、DVD品質のビデオカメラ機能も実現が可能だ。TIのDaVinciテクノロジーでも使われている画像処理機能の、ビデオ/オーディオ用第2世代アクセラレータ「IVA 2+」を搭載することによって、現行の「OMAP2430」プロセッサーと比較して処理性能が4倍に向上したためである。これにより、MPEG4やWMV9(VC-1)、H.264をはじめとした主要動画規格をDVD並みの高画質で録画・再生できるようになる。また、世界各地のモバイルDTVデコード規格にも対応しており、TIの「Hollywood」モバイルDTVチップと組み合わせて使用ができる。Sビデオ出力もサポートしており、TVモニターやプロジェクターに高画質ビデオが表示できるとしている。

(Phile-web編集部)

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