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"大賞"は「GyaO」。第11回AMDアワード授賞式が開催

2006/02/02
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2月1日18時から、明治記念館で(社)デジタルメディア協会 (Association of Media in Digital =AMD)主催による、第11回AMDアワード(Digital Contents of the Year'05 / The 11th AMD Award)の授賞式が開催された。

開演に先立ち、元バンダイ社長・山科理事長から主催者挨拶の言葉があり。かいつまめば、「10年前はデジタルコンテンツという言葉がなかった。IT時代の問題もでてきており、利便性とともに、健全なIT社会の発展を考えたい。交通標識(というイメージ)でアドバイズマークといったネット社会の指標も提案していきたい。」といった趣旨であろう。

ホリエモンに代表されるネット社会の悪しき現象をどう改善していくのか?といった問題意識を共有しながら、AMDとしてのコンテンツ振興への寄与!といったテーマに取り組んでいく姿勢を強く感じた。

本アワードの趣旨はコンテンツ製作者の立場から、デジタルコンテンツ産業の発展のため、デジタル作品のクオリティ向上とその人材育成を目的とするもの。昨年一年間に、我が国で発売、発表されたデジタルメディア上で表現されるコンテンツ等が対象であり、浜野・東大大学院教授が審査委員長を務める審査会で各賞を決定していくというブロセスである。

そして、栄誉ある総務大臣賞である"大賞"は「GyaO」となった。

(株)USENが無料で提供する、我が国最大のブロードバンド配信システムであることは皆さんもご存知であろう。提供番組は常時1000余り。筆者も、一昨年よりUSENのISPユーザーであり、かなり早くからその広告モデルには注目していたところ。

既に登録者は600万人を越えてきており、楽天との「ShowTime」では良質の有料コンテンツも配信するなど、デジタルコンテンツの配信モデルとしてまさに、「通信と放送の融合現象」の典型例であることは相違ない。

式典にかけつけた、菅・総務副大臣から「大賞旗」とモノリス(2001年宇宙の旅にでてくるモノ。IT社会というか人類の文明や叡智を象徴する)が(株)USEN 宇野社長に贈られた。宇野氏には、ぜひとも更なるハイエンドデジタルコンテンツの発掘に邁進していただきたい!


和服姿の浜野審査委員長、角川御大や山科理事長とともに喜びの受賞者らの記念撮影カットとともに、デジタルコンテンツの今を感じてほしいところだ。各部門別の受賞者もぜひ以下のサイトでご覧いただければ幸いである。

(放送アナリスト・佐藤和俊)

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