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<会田肇のCES 2006 レポート>JVCが初の自社開発でカーナビ市場へ本格参入!

2006/01/09
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ほぼ真四角なデザインを採用したことで、取り付け性をアップ。動画自体はまだブロックノイズが少なくなかったが、市販までにはもっと少なくなるという
「JVCが自社開発でカーナビ市場へ本格参入!」このニュースは業界内ではかなり大きな話題となった。これまでJVCはOEMによってカーナビの販売を行ったことはあったが、自社でカーナビを開発することはなかったからである。そんな中、チャンスは巡ってきた。JVCはビデオカメラなどを中心にHDDを使った製品を数多く開発しており、それらで培った技術を武器にカーナビ市場への参入を果たすことができたのである。


メニューはグラフィカルな表示で、とてもわかりやすい。触れた感じの反応は良かったが、試作機のためか、絞り込みなどをしていくとエラーが出ることが多かった

向かって左側側面に用意されたSDメモリーカードスロット。2GBまでの対応を果たしているという
そのカーナビは3.5型のタッチパネル機能を備えたモニターと20GB・HDDを組み合わせた一体型ポータブルナビである。ナビ機能以外にもWAV形式、MPEG4形式の動画に、音楽ファイルはMP3/WMAに対応。ともにUSB経由でPCからのダウンロードすることで楽しめるようになる。ヘッドホン端子も備えているため、持ち歩いてプレーヤーとしての使い方も可能だ。また、SDメモリーカードスロットを用意しており、ここからは動画や静止画の再生が可能となっているのも楽しそうだ。

デザインはGPSアンテナを内蔵したキュービックスタイルで、充電池も内蔵したことで約8時間のバッテリー駆動が可能だという。となれば歩きながらの利用も可能となると思われがちだが、実際は日本のような詳細地図データがアメリカには存在しないため、現実的な利用とはならないようだ。その地図データはナブテック製。HDDはボディカラーは黒とシルバーの2色。車載取付キットをはじめ、ACアダプターなども同梱して価格は799ドルを予定している。

(会田肇)

[ces2006]

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