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NHK、小型・低価格な地デジ用無線中継システムを開発

公開日 2005/12/01 17:41
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矢印部分が開発したTTL装置
NHKは、コンパクトで低価格な地上デジタル放送用屋外設置型デジタルTTL装置を開発した。

TTL(Transmitter to Transmitter Link)装置とは、放送の番組中継ネットワークのうち、中継局間をマイクロ波などで接続する無線システムのことを指す。

従来のTTL設備は大型で中継局の局舎など屋内に設置していたが、今回開発したものはコンパクトかつ低価格で、地上デジタル放送中継局の送信鉄柱に、アンテナと一緒に取り付けることができる。送受信回路の簡素化と高効率な放熱技術を実現したことにより、小型化が可能になった。

設置には既設の局舎を利用可能なほか、アンテナとTTL装置間のケーブル長を短くできるため、従来の導波管に代わって同軸ケーブルの使用が可能となり、工期の短縮と工事費の大幅なコストダウンが図れる。

(Phile-web編集部)

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