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画期的なホームシアター用TVキャリブレーションシステムSpyderTVが発売

2005/11/18
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SpyderTV
(株)ソリューションシステムズは、プラズマや液晶テレビをはじめとするホームシアターモニターの画面調整をかんたんに行うキャリブレーションシステム「SpyderTV」(米DATACOLOR製)を11月22日から発売する。価格は\57,750(税込)。

SpyderTVは、TVセットメーカーの開発者や医療機器分野でも使用されている画面調整ソフト「COLORFACTS」を家庭向けにしたもので、ハリウッドの映画視聴環境である色温度6500度の環境をレファレンスとして画質の最適化を行う。


画面中央にSpyderTV本体を貼り付け、USB経由でPCと接続
その調整はひじょうに簡単に行える。SpyderTVのセンサーをテレビ画面中央に貼り付けて、DVDプレーヤーで付属のテストソフトを再生する。センサーからUSB経由で画面情報を取り込み、専用ソフトの指示(ウィザード)にしたがってテレビの画質調整を追い込んでいくだけである。


専用ソフトのウィザードに従って簡単キャリブレーション
センサー本体は、パソコンモニターのキャリブレーションシステムとして世界的にヒットしたSpyder2のセンサーを採用した。

調整にかかる時間は約30分。AV専門家である必要はなく、誰でも画面の適正化ができるという。調整可能なモニターは、プラズマテレビ、リアプロジェクションテレビ、液晶テレビ、およびCRT(ブラウン管)テレビ。通常の視聴環境(部屋の明るさ、使用するDVDプレーヤー、ケーブル)のもとでの適正化であり、より個々のホームシアターにマッチさせることができる。

家庭用テレビの画質調整は、人間の主観のみに頼らざるを得ず、また長期間使用しているテレビは経年変化で刻々と明るさが変わっている。同社によると、固定画素系の薄型テレビは3ヶ月でパネルの状態が変化していくという。

DATACOLOR社は、35年の経験にわたり取り組んできたカラーサイエンス技術を背景に、数々の賞を受賞したSpyder技術、およびAV専門技術を精度と容易さを持った画質改善製品として、ホームシアターでの画質を十分に楽しめるようになる、としている。

11月22日の発売当初は英語版で提供されるが、日本語版が年明けには用意できユーザー登録者を行えば無償バージョンアップを行える。

早速、試作デモ機を折原一也氏に使用していただいた。(折原一也氏による使用レポートはこちら)。同時にPhile-webでは発売日に先駆けて予約販売を開始した。

(月刊AVレビュー編集部)

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製品スペックやデータを見る
  • ブランドDATACOLOR
  • 型番SpyderTV
  • 発売日11月22日
  • 価格\57,750(税込)
【SPEC】●対応OS:Windows 2000/XP ●必要条件:キャリブレーション対称となるディスプレイ近くにUSBポート付きのPCがあること。リモートコントローラー付きのDVDプレーヤー。
●問い合わせ先:(株)ソリューション システムズ TEL 03-5684-2863