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狭い部屋の音響空間を広くする「サウンド・スフィア・モノリス」発売

2005/10/21
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サウンド・スフィア・モノリス(家具調)
(株)コスモプロジェクトは、大谷大学の片岡裕教授の特許技術「サウンド・スフィア原理」を基に、音響拡張調音材「サウンド・スフィア・モノリス」を開発、発売を開始した。

ベースとなるのは部屋の壁側に立てる自立型のパネル「サウンド・モノリス」で、2枚1組を対向面で使用する。価格は2枚組1,037,000円(税込)。また部屋のコーナーに使用する「コーナーモノリス」は583,000円(税込)。それぞれ家具調仕上げタイプもある(其々税込1,352,000円/772,000円)。

また、より効果を高めるサウンドスフィアパネル(750WX2000Hmm)が123,000円(1枚/税込)で、制震マット90,000円(税込)も用意されている。

サウンド・スフィア・モノリスは吸音材ではなく、音響拡張調音材であり、あらゆる面で完璧な調音材という。音響的に部屋の壁の外側に、音を反射させ通過させる壁を何重にも作り出す構造になっており、周波数ごとに部屋の音響的サイズを変えてしまうことで、一般の音楽ホールより完璧な音響を作り出してしまう。結果、音響の良い海外の音楽ホールと同じ響きを弱くして生成しているという。同社では「ロイアルアルバートホールが、部屋の中で再現できる」としている。

よくある吸音材では、空間内を完全に吸音していまい、そのような特殊な空間状況を人間の感覚は察知して違和感を感じ、気持ち悪くなってしまう。また、残響が強いと干渉波によって音の位相がずれてCDやDVD再生音に含まれた「距離」と「方向」を示す情報が失われる。そういったことが起きないよう、サウンドスフィア・モノリスは非常に弱い、遅延した残響を作り出すように設計されている。→より詳しい技術解説はこちら

コスモプロジェクトでは、発売したばかりの「サウンド・スフィア・モノリス」を11月3日から開催される「楽器フェア」で初披露する。11月3日には大谷大学 片岡裕教授が来場。直接解説を聞けるほか、すでにモノリス効果を体験されたスーパーギタリスト渡辺香津美氏との対談が14時より行われる。

問い合わせ先:株式会社 コスモプロジェクト
長野県諏訪郡富士見町立沢1-554
TEL: 0266-66-2191/FAX: 0266-66-2391


(月刊AVレビュー編集部)

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製品スペックやデータを見る
  • ブランドCOSMO PROJECT
  • 型番Sound Sphere Monolith
  • 発売日2005年10月
  • 価格\1,037,000(税込)