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スカパー!、携帯電話向けコンテンツ配信事業を行う「スカパー・モバイル」設立

公開日 2005/06/15 14:48
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出資企業の各代表も会見に出席

スカパー!が進出する新たな領域
(株)スカイパーフェクト・コミュニケーションズ(スカパー!)は、携帯電話を利用した新規事業を行うための新会社として、(株)スカパー・モバイルを6月1日に設立。14日、設立記者会見を行った。

新会社はコンテンツ配信事業、広告・マーケティング事業、認証・課金事業を柱としたサービス展開を計画している。資本金は4億8,000万円で、51%をスカパー!が出資。また、34%を(株)ACCESS、10%を(株)Jストリーム、5%を(株)ナノ・メディアが出資している。代表取締役社長にはスカパー!の山崎宇充氏が就任した。

コンテンツ配信事業

広告・マーケティング事業

認証・課金事業


山崎 新社長
記者会見に出席した山崎氏は、会社設立の経緯を以下のように説明した。スカパー!は、携帯電話やインターネットへの配信サービスをこれから行っていく上での足場として、強力なパートナーを有した新会社を発足。ケーブルテレビ、光通信など、配信の領域を広げてきた延長として携帯電話への配信もスカパー!ブランドで行ってゆき、1つのブランドで様々なインフラを利用できるようにしていきたいという。

本格的な事業のスタートは今年秋ごろを予定しており、当初は現状使用可能なシステムを使いコンテンツ中心の事業を展開していく予定だ。コンテンツ配信は、NTT DoCoMo、AU、vodafoneの3キャリアに対して行っていく。コンテンツの内容に関して同氏は、「映像の長さ、クオリティをどうするかが重要」であるとし、サッカー情報の映像を例にとり「現在の端末では、2分半から5分くらいのダイジェスト映像が限界だが、携帯電話の進歩にあわせて配信内容を考えていきたい」と説明した。

なお、競合が考えられる地上デジタル放送を利用した1セグメント放送に関しては、「直接コンテンツを提供することはないが、連携できることがあればやっていきたい」とコメントした。

(Phile-web編集部)

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