エプソン、PTV「LIVINGSTATION」最新機は57インチで30万円台を実現

セイコーエプソン（株）は、液晶プロジェクションテレビ「LIVINGSTATION」シリーズの新製品として、地上デジタルチューナーを内蔵した「Sシリーズ」2機種を、6月7日から同社のWeb直販サイトにおいて販売開始する。57インチのモデルについては30万円台の価格設定を実現し、薄型大画面テレビのユーザー層拡大を図る戦略的商品として注目が集まる。ラインナップは下記の通り。

■57V型「ELS-57S1」/2005年6月7日発売/\398,000（税込）
■47V型「ELS-47S1」/2005年6月7日発売/\298,000（税込）

上記の価格には製品の配送・設置、およびチャンネル設定と梱包材回収などのサービス料金が含まれている。なお、専用ラックについては別売となり、本体との同時購入の場合は35,000円（税込）となる。別途購入の際は57V型用が62,000円（税込）、47V型用が52,000円（税込）となる。

今回の新製品では、ダイレクト販売ならではの強みを活かし、既存モデルの購入ユーザーからの意見や要望を活かすかたちで製品開発が行われたという。

画質の改良については、新開発の高効率光学エンジンを搭載することにより、いっそう高精細な画質を実現する。高輝度3LCDエンジンはRGBの構成を従来のモデルから変更することにより、25%の輝度アップを実現している。

「エプソン高画質テクノロジー」は、立体感の向上した3次元エンハンサー回路やI/P変換回路、解像度変換回路、デジタルノイズリダクション回路などから構成され、よりリアルな映像再現を可能にする。また「Color Reality II」「10bit液晶ドライバー」などの搭載により、ナチュラルで自然な色表現を実現している。

なお、今年の2月に発表されたシリーズにも採用された「ピュアブラックスクリーン」により、画面への映り込みを低減し、しまりのある画面を実現している。

音にも独自のこだわりが活かされた。今回のモデルでは「SRS TruSurround XT」を搭載することにより、本体に内蔵された2本のスピーカーで5.1chのバーチャルサラウンド再生が楽しめる。またデジタルアンプの搭載により、迫力ある音楽再生を可能にしている。

環境と人にやさしいテレビも追求された。同社は47V型、57V型ともに消費電力198W、年間消費電力332kWhのスペックを実現したことについて、「37インチ液晶と同じ消費電力」と表現し、両機の優位性をアピールした。人に対するやさしさとしては、スピーカーを画面下に配置するなど奥行き40cmの省スペース設計を実現した点を強調する。また交換ランプについても、スペアの標準添付を行うとともにユーザーが本体正面から簡単に交換ができるようになっている。その他、デザインについても改良を行い、フロントをリビングに馴染みやすいUシェイプとしている。

同社はSシリーズの発売日より「エプソン 大画面テレビ 体感キャンペーン」をスタートさせる。ほかにもSシリーズ発売を記念した体感イベントが全国で展開される。

今回のSシリーズ発売とともに、従来のPシリーズは価格改定が行われる。ELS-57P2は438,000円（税込）、ELS-47P2は328,000円（税込）となる。SシリーズとPシリーズは併売され、全2シリーズ4モデルでの展開となる。

【問い合わせ先】
リビングステーション　お問い合わせ専用ダイヤル
エプソンダイレクト受注センター
TEL/0120-545-013

（Phile-web編集部）