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業界展望2005 メーカーアンケート「クリエイティブ・メディア」

公開日 2005/01/04 12:41
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マーケティングコミュニケーション 樋原睦寛氏
デジタルオーディオの技術を活かし トータルソリューションを展開

設問1. 業界を取り巻く環境は大きく変化する中で、ユーザー・ライフスタイルおよびその消費行動は、どのように変化していくとお考えですか  

デジタル家電の一般消費者への浸透は一層進み、俗に言われる「家電とパソコンや周辺機器の垣根」がさらに低くなり、お互いにデジタルコンテンツやデータをシェアして楽しむという動きに一層拍車がかかるのではないかと思う。各分野の製品がより強くデジタルでリンクされ、今まで単体で使用されていた製品がより様々なカテゴリーの製品やプラットホームと組み合わせて楽しんでもらえるようになっていくと考えられる。  

デジタルコンテンツやテクノロジーはネットワークによって、手軽にしかも品質が高い状態でリンクされることにより、その利便性や特徴をより活かすことが可能となる。家庭の中にも広く普及したパソコンや周辺機器もブロードバンドと合わせて家庭内のAVシステムのゲートウェイ(出入り口)やユニットとして、ネットワークの中でさらに活用されていくと考えられる。  

単体だけで使用する製品ではなく、トータルなソリューションを展開できる製品群が今後は支持されていくだろう。

設問2. 2005年の中心となる商品ジャンルについて、 需要喚起、市場創造へ向けて、 どのような提案・展開を考えているか  

デジタルオーディオプレーヤーは、より一般的なコンシューマー製品として認知され、製品展開をさらに強化し、完成度の高いラインアップを広げていきたい。2005年には広く普及することにより、様々な消費者のスタイルにあった要望や個性が製品に求められると思う。クリエイティブでは、現在もマルチタイプ、マルチカラー、マルチサイズの展開を行っているが、今後も多彩なリクエストに応えられる製品展開を継続し、拡大していく。Sound Blaster 製品やデジタルプレーヤーのパイオニアとして培ってきたノウハウを活かし、高いオーディオ品質の維持や向上はもちろん、いち早い最新のテクノロジーの採用、ワールドワイドで展開するボリュームメリットなど、他社様では真似できない強さを製品に反映させていきたい。  

また、オーディオプレーヤーやスピーカーで獲得したパソコンのライトユーザーに対し、PCサイドに拡張したアプローチにもチャレンジしていきたい。

(Senka21編集部)

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