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ソニー、90ナノプロセスの1チップMPEGコーデックLSIを開発 「スゴ録」新モデルに搭載

2004/09/17
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1チップMPEGコーデックLSI「CXD4702GB」
●ソニー(株)は、90ナノプロセス1チップMPEGコーデックLSI「CXD4702GB」を開発したと発表した。先日発表されたHDD搭載DVDレコーダー"スゴ録"新製品に搭載する。 

本LSIは、高性能CPUや高速メモリを内蔵し、MPEG2の圧縮や伸長、追いかけ再生などを1チップで行うことができる。

VBR(可変ビットレート)の可変範囲を拡大した「ワイドバンドVBR」や、2パスエンコード技術を応用した「ダイナミックVBRダビング」、音声や画像の大きな変化を自動検出する特徴点検出機能により、特徴的なシーンの切り替わり目に、自動でチャプターを作成する「おまかせチャプター」など、新しいスゴ録に搭載された新機能の多くが、本LSIによって実現された。

また、録画時のノイズリダクションだけでなく、再生時のMPEG特有の四角状のノイズを低減する「2次元ブロックノイズリダクション」や、映像の輪郭部分に発生するちらつきを抑える「モスキートノイズリダクション」も装備。3つのノイズリダクションの制御をそれぞれ独立して最適に処理をすることにより高画質化が図れる。

本LSIはDVD-R、-RW、+RW、+Rに対応。また、これらフォーマットで規定されている3つのアプリケーションフォーマット(DVD-Video、DVD Video Recording、DVD+RW Video)をサポートし、高速ダビングにも対応する。

(Phile-web編集部)

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