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≪CEDIA REPORT 2004(25)≫北米における3板式DLPプロジェクターの動向・Part.2

2004/09/13
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●前項Part.1に引き続き、今年のCEDIAで見つけることのできたDMD 3板式DLPプロジェクターを紹介していこう。

インフォーカス社「ScreenPlay 777」

インフォーカス社からも1,280×720のDMDデバイスを使った3板式DLPプロジェクター「ScreenPlay 777」が視聴展示され、多くの来場者を集めていた。本機は2,000ルーメンの輝度と3,000対1のコントラストを実現。光沢を帯びたブラックとシルバーのツートンカラー、丸みを帯びたデザインは贅沢な風合いを醸し出している。

インフォーカス社「ScreenPlay 777」

TAW社「Revoluition」

TAW社からはHD2+チップを3枚使用したDLPプロジェクター「Revolution」が展示された。2,700対1から、交換レンズによって最大3,300対1のコントラストと1,800ルーメンの輝度を実現。「現在の所は720pまでの対応だが、1080pのデバイスを完成させた際には有償のアップグレードで対応することも可能」であるという。上下左右のメカニカルレンズシフト機構も備えるほか、6つの交換レンズに対応し、自由度の高い設置を実現している。プロセッサー部の「Rock」とは別筐体設計になっており、こちらにイーサネット端子を搭載しフレキシブルなカスタマイズを実現している。

TAW社「Revoluition」

「Revoluition」のビデオプロセッサー「Rock」

Dream Vision社「Dream Vision X3」

Dream Vision社のブースでは、ホワイトのボディーカラーがまぶしい3板式DLPプロジェクター「Dream Vision X3」を発見することができた。北米市場では本ショウでの公開を持って販売が開始されるそうで、価格は38,000ドル。1,280×720ドットまでの対応となる。HDMIからのデジタル入力が可能だ。

Dream Vision社「Dream Vision X3」

Faroudja社「DILA-1080pHD」

3板式DLPプロジェクターではないのだが、Faroudja社からは3板式D-ILAデバイスを採用し、1,920×1,080ドットの解像度を実現したホームシアタープロジェクター「DILA-1080pHD」が紹介された。本機の映像を視聴展示で体験した。展示解説員によれば「まだプロトタイプなので、映像は作り込みの段階」であるというが、非常に細密感の高い映像が現時点でも実現されていた。コントラストは2,000対1。コントロール端子としてDVI端子を搭載する。別筐体のビデオプロセッサーは、本機専用の「DVP1080」のほか、DVDドライブを内蔵した「DVP1510」も選ぶことができる。

Faroudja社「DILA-1080pHD」

DVDプレーヤー搭載ビデオプロセッサー「DVP1510」


「DVP1510」の背面端子部

(Phile-web編集部 山本)

[CEDIA2004REPORT]

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