<本日発売>会田肇のソニーHDD AVナビシステム「XYZ(ジィーゼット)」体験レポート〜Part.1〜

2004年06月10日
遂に本日発売されたソニー「XYZ(ジィーゼット)」を評論家・会田肇氏がいち早く体験!
●ソニーのHDDカーナビゲーションシステム「XYZ(ジィーゼット)」シリーズがいよいよ本日6月10日に発売される。「XYZ」はカーナビゲーションシステムとして目覚ましい進化を遂げたばかりでなく、車の好きなオーディオ・ビジュアルファンにとっては見逃せない、斬新で魅力あふれる機能をいくつも搭載している。中でも本機を車から取り外して、自宅のパソコンに取り込んであった映像や音楽のファイルを本機の大容量ハードディスクに転送すれば、車の中でも快適なオーディオ・ビジュアル・エンターテインメントが楽しめる点は、本機が備える大変興味深いスペックの一つである。

今回は「XYZ」の魅力をカーオーディオ評論のスペシャリストである会田肇氏にいち早く体験していただいた。本機の備える魅力のすべてを会田氏のレポートにより、お伝えしていこう。

ソニーのHDD AVナビシステム「XYZ [zi:zet]」シリーズ 新登場

ソニー「XYZ(ジィーゼット)」シリーズはAVカーナビに革命をもたらす

実はソニーはカーナビを世に普及させるきっかけを作ったメーカーの一つでもある。もう10数年前のことになるが、当時ソニーは“電子マップ”として広く世に普及するための商品をラインナップしていたのだ。しかし、時代が移り変わる中で、ソニーの製品はコンセプトが二転三転するばかりで、これといった注目すべき商品が登場することはなかった。

そんな時代が続く中、ソニーは満を持して、ソニーらしいアイディアを満載したこの「XYZ(ジィーゼット)」シリーズを世に登場させたのである。ラインナップも使い方に応じた3タイプを用意。最上位パックがXYZ77で、XYZの魅力をフルに体験できるキット。XYZ55は車載をメインとしたパッケージで、XYZ33は地図機能を制限しながらも車載と家庭の両方で使えるパッケージとした。

HDD AVナビシステム「XYZ(ジィーゼット)」シリーズ全機種。上からNV-XYZ77、NV-XYZ55、NV-XYZ33

今回体験レポートのため試乗した、「XYZ(ジィーゼット)」搭載のデモカー

30GBの大容量HDDにあらゆるエンターテインメントが詰め込まれている

本体には30GBのHDDをはじめ、6.5型ワイドVGAモニターを内蔵し、右横にはメモリースティックとコンパクトフラッシュ用スロットを用意。このスロットには通信カードや無線LANカードがセットアップできるので、インターネットへの接続も可能になる。基本操作はタッチパネルによるもので、表示される大きめのアイコンによってスムーズにコマンド入力が行える。

「XYZ(ジィーゼット)」のアプリケーションメニュー画面。タッチパネルによる直感的なカンタン操作を実現

検索機能も充実。あらゆる情報がアイコン付き検索画面からカンタンに探し出せる

自車マークは5種類から選択。ポストペット・モモのかわいいアイコンも選べる

内蔵したHDDには地図データはもちろん、高画質の映像や音楽を収録して楽しむことができるが、なかでも本機ならではのアイディアと感じられる点が、地図データは必要に応じてエリアを決めて収録しておき、その分だけ音楽や映像データを増やして収録することを可能にしている点だ。地図データはPCにストックしておき、必要とあればインターネット経由で地図のバージョンアップも可能になる。

XYZで再生可能な映像はVHS並みの画質であるMPEG1と、DVDと同じMPEG2の2通りのフォーマット。それ以外にもDVなどのAVI形式の映像をMPEG形式に変換することで再生可能になる。もちろん、静止画像の表示も行え、必要とあればHDDを使用したバックアップとしても利用できる。

カーナビとしてもっとも注目されるのは、都市部の分岐点での表示される3Dリアルマップ「モーションストリートガイド」だ。従来からの高さデータに実際に撮影して取得したテクスチャを貼り付け、一つひとつを描きながら分岐点の様子を再現する。これはデータ圧縮技術と高いグラフィック能力の合わせ技によるところが大きいが、その新技術の開発によってかつてないリアルな分岐点案内を実現しているのだ。

高画素ディスプレイにリアル3D-CG動画の交差点案内を表示する「モーションストリートガイド」機能

(取材/文 会田 肇)

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