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カンヌ映画祭をムービープラスが生中継 邦画3作品の監督らが意気込みを語る

公開日 2004/04/30 13:45
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●第57回目を迎える「カンヌ映画祭」が5月12日より開催される。日本最大級の映画専門チャンネル「ムービープラス」では開会式・授賞式を独占生中継するほか、カンヌ関連の各種番組の放送を多数放送予定だ。

4月28日、六本木ヒルズにて行われた記者発表会には、今回映画祭に出品される作品の監督やプロデューサー、役者らが出席し、カンヌへの意気込みを語った。また、生中継番組のゲストコメンテーターを務める別所哲也や、審査委員長を務めるクエンティン・タランティーノの最新作「キル・ビル」に出演した栗山千明らが本発表会に駆けつけた。

本年のカンヌ映画祭に出品される日本映画作品は3本。是枝裕和監督「誰も知らない」、押井守監督「イノセンス」がコンペティション部門に出品されるほか、石井克人監督「茶の味」が監督週間のオープニング作品として選出された。

「誰も知らない」是枝裕和監督と明役の柳楽優弥くん

「イノセンス」石川光久プロデューサー

「茶の味」石井克人監督と幸子役の坂野真弥ちゃん

誰も知らない」の是枝裕和監督は、「華やかな場所なので、楽しんできたいと思います。今回の作品は大切な映画なので、一時的に注目を浴びるだけでなく、今回の出品が作品の出発点となって欲しいと思います」と語った。

イノセンス」のプロデューサー石川光久氏は、プロダクションI.Gの代表取締役でもあり「キル・ビル」の制作にも深く関わった人物だ。「タランティーノが審査委員長に選ばれたことは本作にとって大きな追い風になるのではないでしょうか。彼とはすごい縁で結ばれてるなと思います。もし賞が取れなかったら彼との関係を断ち切ろうかなと思ってます(笑)」

茶の味」の石井克人監督は、「まさか選ばれるとは思っていなかったので本当に嬉しいです。自分の映画へのむこうの人の反応がすごく楽しみです」と語った。


栗山千明と別所哲也が映画祭への期待を語る
カンヌ映画祭を独占生中継する「ムービープラス」は、日本最大の配信世帯数を誇る映画専門チャンネル。本年2月1日に「CSN1ムービーチャンネル」から現在のチャンネル名に変わった。ケーブルテレビやスカパー!で試聴することが可能だ。

発表会では、生中継番組のゲストコメンテーターを務める別所哲也と「キル・ビル」出演の栗山千明によるトークセッションも行われた。別所はカンヌ映画祭について、「アカデミー賞と比べ長い歴史があるし、世界中のあらゆる作品が選ばれる可能性のある素晴らしい賞だと思います。日本やアジアの作品がどんな結果を残すのか楽しみです」と語った。また栗山は、「日本の作品には特にがんばって欲しいです。最近見たばかりのイノセンスは素晴らしい内容だったので期待しています」と語った。

ムービープラスでの映画祭関連番組の放送予定は以下の通り。

【独占生中継!第57回カンヌ映画祭開会式】5月12日(水) 深夜 1:25(予定)衛星生中継
【独占生中継!第57回カンヌ映画祭授賞式】5月22日(土) 深夜 1:30(予定)衛星生中継
【カンヌ映画祭の50年】5月6日(木)〜24日(月)
【BEST OF 2046】5月22日(土)、24日(月)
【カンヌニュース】随時
 ※各番組の詳細は下記リンクを参照

(Phile-web編集部)

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