HOME > ニュース > 沖電気、業界初のMPEG-AVC/H.264ソフトウェアコーデックを開発

沖電気、業界初のMPEG-AVC/H.264ソフトウェアコーデックを開発

公開日 2004/04/27 18:14
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
●沖電気工業(株)は、業界で初めて、テレビ品質の動画像をリアルタイムで圧縮・伸張できるMPEG-AVC/H.264ソフトウェアコーデックの開発に成功した。

MPEG-AVC/H.264は、国際標準化団体であるISO及びITUが共同で最新の動画像符号化技術を結集して策定した次世代動画像符号化方式。現行のMPEG-2方式に比べて2〜3倍の圧縮性能を、またMPEG-4方式に比べて1.5〜2倍の圧縮性能を持ち、ネットワークの伝送帯域を効率的に利用することができる。

MPEG-AVC/H.264ベースのコーデックは、MPEG-2と比べデータ処理が数十倍と多く、処理も複雑なため、リアルタイムでの圧縮・復元が困難だった。同社では長年培ってきた独自の高速動画像処理技術を駆使し、MPEG-AVC/H.264技術の高圧縮性能を損なうことなく、現行のテレビ放送と同等の品質の動画像(720×480画素)をリアルタイムで圧縮及び復元可能なソフトウェアベースのコーデックの開発に成功した。ソフトウェアであるため、ハードウェアで実現した場合に比べユーザ事情に応じたカスタマイズが柔軟に行えるのが利点となる。

今後同社では、本コーデックを弊社の映像配信プラットフォームであるOKI MediaServerの製品群に順次組み込み、MPEG-AVC/H.264をサポートした映像配信ソリューションを提供していく予定。

【問い合わせ先】
沖電気工業(株)
ブロードバンドメディアカンパニー 
メディアソリューション部
TEL/03-3455-0870

(Phile-web編集部)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE