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富士通、サムスンSDIをPDP特許侵害で提訴 

公開日 2004/04/07 12:44
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日本での訴訟の対象である日本特許第2,845,183号の構造図
●富士通(株)は、サムスンSDIが供給するPDPについて、特許侵害行為の差止などを求め、東京地方裁判所と米国カリフォルニア中部地区連邦地方裁判所で訴訟を起こした。

同時に、日本において関税定率法に基づく特許侵害製品の輸入差止申立手続を行った。

同社は、数年前からPDP市場に本格参入したサムスンSDIに対し、同社特許の使用に基づく対価支払を要求してきた。「サムスンSDIは当社の要求を拒絶し、特許侵害行為を継続している。このような状況から、交渉による解決は困難と判断し、やむなく提訴に至った」と同社では説明している。

日本での訴訟の対象である日本特許第2,845,183号は、現在全てのPDPにおいて採用されている発光セル構造に関する発明であり、同社の所有するPDP基本特許の一つ。

同社は1967年よりカラーPDPの研究・開発を開始し、1992年に世界初の21型フルカラーPDPの製品化に成功した。過去30年以上にわたるPDPの研究・開発を通じ、基本特許を始めとして、全世界で800件以上のPDP特許を所有している。

【問い合わせ先】
富士通(株)
広報IR室
TEL/03-6252-2175


(Phile-web編集部)

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