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NEBA12月度売上げは前年を上回る〜地デジ機器、暖房機器が牽引

2004/01/22
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岡嶋昇一会長
●日本電気大型店協会(NEBA)は、東京・神田にて定例会見を開催した。

NEBAの岡嶋昇一会長によると、10月度は「新・3種の神器」が人気を集め、前年を上回る好調ぶりだったが、11月度はPCの需要が後退したことと暖房機器の低迷により、前年比98.64%と売上げが落ち込んだ。しかし12月は地上デジタルのスタートで薄型テレビが売れ行きを伸びしたこと、また暖房機器も好調だったことから、速報値では前年を上回った模様だ。

また、11月1日から1月いっぱいまで行っている「地上デジタルキャンペーン」では、目標10万台に対して、12月までに既に75,000台を販売、目標を上回るのは確実という。

6月から11月まで行った「充電池リサイクルキャンペーン」も大きな成果を残し、NEBA全店で16tあまりの電池を回収した。これは前年に比べて2.5t前後の増加となる。

岡嶋氏はまた、04年度のデジタルAV機器需要動向について「薄型テレビは一段と加速する。一方でCRTは落ち込むが、金額ペースで10%以上の増加は確実だ。DVDレコーダーに関しては2倍強の伸びが今年も引き続き期待できる。デジカメはそろそろ落ちつきが見られ、一眼レフなど高機能機種へのシフトが進むだろう。単価をいかに維持するかがポイントだ」と述べた。白物家電に関しても、「年末のNational『Lab』が受注残を多数抱えるなど大変好調。付加価値の高い製品が引き続き人気を集め、単価増が期待できる。季節商品は、2003年の夏が悪すぎたので、普通の夏が到来すれば前年比増は確実」と期待を寄せる。同氏はさらに、「PCなど情報家電だけが今年の懸念材料」とした上で、「モデルチェンジがひんぱんに行われているが、魅力ある製品がまったく生み出されていない。これが売れ行き低迷の原因であり、お客様に買い換えを決意させるユニークな商品を期待したい」と語った。

(Phile-web編集部)

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