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<会田 肇のCES2004レポート 5>アルパインの高級HiFi機『F#1Status』にDVDオーディオ対応機が登場

公開日 2004/01/14 10:55
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DVDオーディオレシーバー・DV1-9900(手前下)と、モニター・TMI-M990、そしてマルチメディアマネージャー・PXI-H990
●アルパイン『F#1Status』といえば、音を極めた高級HiFiシリーズとしてマニアを中心に着実にファンを獲得してきた。シリーズが登場して早くも2年が経とうとしているが、そのシステムの中心となるレシーバーにDVDオーディオが再生可能なDVI-9990が新たに追加された。

DVDオーディオのマルチチャンネルに対応したのはもちろん、2ch再生を可能にするD/Aコンバータを内蔵。なかでも注目なのはIEEE1394によって出力できるデジタル端子を備えたこと。これまでカーオーディオではDVDオーディオのマルチチャンネルはアナログで出力されることが一般的だったが、本機ではより高いクォリティを発揮する外部ユニットを劣化なしに組み合わせることが可能としているのだ。その一つ、マルチメディアマネージャー・PXI-H990との組み合わせでは、ドルビー方式デジタルEXを使用して極めてクォリティの高いマルチチャンネル再生を可能にする。このシステムではさらにドルビープロロジックIIやDTSにも対応。2チャンネル再生のための外部D/Aコンバーター・DAI-C990も用意された。

アメリカ市場での発売は今年の夏が予定され、日本市場への導入も当然ながら予想される。『F#1Status』のAV化は本機によっていよいよ本格化するものと思われる。

(会田 肇)

[ces2004]

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