<CES2004レポート24>ケンウッド〜ネットワーク対応シアターシステムなど発表、日本でも発売

2004年01月13日
HTB-S710DV。ネットワークに対応したNHT-S810DVも外観は同様 / HTB-207/HTB-507DV
●ケンウッドは、ネットワークに対応した製品などホームシアターシステムを多数展示し、来場者の注目を集めていた。

ネットワーク対応ホームシアターシステムの現地製品名は「NHT-S810DV」。ネットワーク機能を内蔵したサラウンドアンプ、DVDプレーヤー、6.1chスピーカーより構成される。家庭内のPCと無線LANもしくはイーサネットで接続することにより、自動的にムービーファイルや音声ファイルを探しだし、テレビ画面に表示されたGUIから操作できる。PCMCIAスロットも装備し、メモリーカード内のデータを再生することも可能。

MPEG1/2に加え、MPEG4の再生にも対応したことが特徴で、これによりPCに蓄えたDivxファイルもテレビで視聴することができる。アンプ部はフルデジタルで、同社の“音のマイスター”がアナログを凌駕する音質を実現すべく最終的な調整に入っているとのことだ。アメリカでは6月頃、日本では8月頃に発売される予定で、現地での販売価格は1,000ドル程度を見込む。

同社はこのほか、同じくデジタルアンプを内蔵してネットワーク機能を省いたホームシアターシステム「HTB-S710DV(700ドル)」「HTB-S715DV(800ドル)」や、アナログアンプを内蔵した「HTB-S310(300ドル)」「HTB-S310DV(400ドル)」「HTB-S610(400ドル)」「HTB-S610DV(500ドル)」、さらに普及価格帯の「HTB-207(270ドル)」「HTB-507DV(400ドル)」「DVT-6300(250ドル)」「DVT-7300(350ドル)」など、合計11機種ものホームシアターシステムを用意。現在、すでに同社のシアターシステムは全米で2位のシェアを誇るが、今回のラインナップ強化によってさらにその地位を高める考えだ。

それぞれの特徴を簡単にご紹介しよう。S710DVとS715DVは、前述の通りデジタルアンプを内蔵したモデル。110W×6chの出力を備える。面白いのは、2系統の音声をヘッドホンとスピーカーで独立して再生できる機能で、これにより1人がゲームをヘッドホンで楽しみ、もう1人はスピーカーで音楽を聴く、などといった使い方が可能になる。ドルビーバーチャルを積んでいるので、フロントSPのみのサラウンドも実現できる。

S310とS310DVはアナログアンプを内蔵し、100W×5chの出力となる。型番の最後のDVはDVDプレーヤーを内蔵しているという意味。S610とS610DVもアナログアンプで、リアチャンネルの音声をワイヤレスで伝送する。

以上の6機種はすべてサラウンドアンプ部がスリム仕様で、同社のキャッチフレーズ「Slim & Smart」に沿った製品展開となる。

HTB-207とHTP-507DVは、スリムサイズではない、通常のAVアンプを使用したシアターシステム。207は5.1ch、507DVは6.1ch。DVT-6300とDVT-7300はスリムなDVDプレーヤー内蔵サラウンドアンプを採用したモデル。両機種はスピーカー構成が異なる。

以上の製品は、その全てが日本に導入されるわけではないが、日本独自の製品も含めて、今年はホームシアターシステムが国内でも大量に発売される予定だ。「とにかく音の良さには自信がある」(同社広報室室長の新免氏)とのことなので、その動向に注目したい。

(Phile-web編集部)

[ces2004]
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