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富士フイルム、16倍速記録DVD-Rを実現する光ディスク技術を開発

公開日 2003/11/06 17:37
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●富士写真フイルム(株)は、1倍速〜16倍速記録DVD-Rを実現する光ディスク技術の開発に成功したことを発表した。

今回開発した光ディスク技術は、写真化学分野で培った有機合成技術を駆使して新開発した同社独自の有機色素と、それを用いたディスク媒体設計技術により開発された。

16倍速DVDの規格策定は来年より始まり、16倍速対応ドライブは来年中にも出荷が始まると予測されており、同社は本技術を、「1倍速〜16倍速DVD-R」の実用化に向けて積極的に提案していくと発表した。

(Phile-web編集部)


【試作ディスクの主な仕様】
・記録波長:650nm
・NA(レンズ開口率):0.6
・厚み:1.2mm(0.6mm×2)
・記録層:有機色素
・トラックピッチ:0.74μm
・最短記録ピット長:0.4μm
・記録速度:3.49(1倍速)〜55.84(16倍速)m/sec
・データ転送レート:11.08 (1倍速) 〜177.28 (16倍速) Mbit/sec

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