RWプロダクツ・プロモーション・イニシアティブによる第21回定期ミーティングが開催された

2003年10月28日
左)RWPPI代表・相澤宏紀氏 右)ドルビーラボラトリーズインターナショナルサービスインク日本支社の伏木氏
●RWプロダクツ・プロモーション・イニシアティブ(略称RWPPI)による、第21回目の定例会議が東京都目黒区の同事務局本部において開催された。DVDフォーラムによって国際規格として策定されたDVD-R/DVD-RWフォーマット関連商品の普及促進を目標に活動を開始したRWPPIは、2000年5月の設立以来多数の会議を定期的に開催している。定例会議では、ディスクメーカーのみならず、記録・再生機器メーカーやコンテンツプロバイダーを中心とした会員どうしで、DVD-R/DVD-RW技術関連やユーザー動向、またDVD記録・再生における著作権保護をめぐる、各国の法律・技術開発動向などについての情報交換を活発に行っている。

本定例会議の冒頭では、はじめにRWPPI代表である、相澤宏紀氏による挨拶が行われた。2003年の年末商戦を間近に控え、DVDレコーダーも各メーカーから24機種もの新製品が次々と市場に投入される。「これら新製品の中に、DVD-Rの高い再生互換性とHDDの多彩な編集機能という双方の利点をあわせもったメディアであるDVD-RWを採用するレコーダーが数多く含まれることは大変心強いことである」と語った相澤氏。「DVDレコーダーが大ブレイクを遂げた2003年の締めくくりとして、本年末商戦を大いに盛り上げて行きましょう」とRWPPI参加各社に力強く呼びかけた。

続いて今回の定例会議からRWPPIの新しいメンバーとして加わる、PCアプリケーションソフトメーカー(株)ジャングルが紹介を受け、挨拶を行った。同社は米国の大手アプリケーションソフトメーカー「ピナクルシステムズ社」のコンシューマー向け日本語版製品の開発販売を行っており、ビデオ編集ソフト「VIDEO STATION 9」、DVD録画のユーティリティソフト「無限DVD」など機能性の高いアプリケーションソフトを手掛けている。

次にRWPPIのラウンドロビンテストの詳細報告が行われた。現在ラウンドロビンテストでは4倍速のDVD-R、2倍速のDVD-RWにおける記録・再生互換性検証を行う「STAGE2」の段階がほぼ完了したという。また9月の直近のラウンドロビンテストのゼネラルミーティングより、記録型DVD会議(略称RDVDC)と共同で3倍速のDVD-RAMメディアを含めた互換性試験が実施されている。現在はラウンドロビンテストへの参加メンバーもさらに増え、45社を数えるまでとなった。本日の会議では、ワーキンググループことに、現時点における詳細な成果報告が行われ、今後DVDメディアの記録・再性互換性に関するより緻密なデータを蓄積し、ユーザーの利便性を高めていくよう活動を推し進めていくことが宣言された。テストの結果報告は近々RWPPIのホームページにて公開されるという。

さらに本日の会議では、RWPPI事務局の森下正巳氏により、本年8月に行われた「IFAベルリンショー」の報告、10月に行われた「CEATEC JAPAN」の報告がそれぞれ行われた。「いずれの、ショーにおいても、非常に多くの来場者に足を運んでもらうことができ、またDVD-RW/DVD-Rの高い利便性と優れた機能を効果的に訴求することができた」と森下氏はその成果を振り返った。また、来る2004年1月8日より4日間のスケジュールにて米国で開催されるエレクトロニクスショー「Winter CES 2004」の実施計画も本日発表された。本イベントでも、最新の実機を使ったDVD-RW/DVD-Rの互換性・利便性・信頼性の高さを、積極的にアピールする活動が展開されそうだ。また本日の会議では、この冬の年末商戦市場を賑わすであろう、DVDレコーダーの新製品紹介がパイオニア(株)とソニー(株)により行われた。贅沢なスペック、ハードディスク容量の増加など、去年よりも着実に大きな進化を実現したDVDレコーダーに会場の方々から期待の喚声が洩れた。その他にも、先日パイオニア(株)より発表された、片面2層で8.5GBの記録再生ができるDVD-Rディスクに関する開発技術と、実用化に向けて研究が進められている製品の特徴紹介が行われた。

定例会議の最後には参加各社のメンバーが集まる中、DVD記録メディアの発展を目的とした特別講演が行われた。本日はドルビーラボラトリーズインターナショナルサービスインク日本支社の副社長を務める伏木雅昭氏により、「Dシネマとモアチャネル」と題し、Dシネマの現状とドルビーラボラトリーズの企業戦略が明らかにされた。はじめに伏木氏は、DVDメディアがもたらした、映画や音楽のデジタルエンターテインメントにおける大いなる成長を高く賞讃した。同社は先日、2chステレオや5.1chコンテンツなどを7.1chにする再生技術である「ドルビープロロジックIIx」を発表したばかりである。今日ユーザーの間では、映画館とホームシアターの双方において、クオリティが高くかつチャンネル数の多いコンテンツを効率的に導入したいというニーズがますます高まってきていると伏木氏は指摘する。「映画館とホームシアターの架け橋を、これまでドルビーが築いてきたという自負が私たちにはある。エンターテインメント技術に奉仕するリーディングカンパニーとして、より魅力に溢れ、画期的なソリューションを提供し続けていきたい。」という伏木氏の強い決意の言葉により、RWPPIの第21回目定例会議は締めくくられた。

(Phile-web編集部)

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