HOME > ニュース > 「エニーミュージック」内覧会での質疑応答をすべて掲載!

「エニーミュージック」内覧会での質疑応答をすべて掲載!

公開日 2003/10/21 18:41
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
<左>エニーミュージック企画(株)代表取締役社長 野口不二夫氏 <右>(株)レーベルゲート代表取締役社長 高堂学氏
●エニーミュージック企画(株)は、家庭用セットステレオで音楽配信サービスが利用できるサービスを、来春を目途に開始する。本日、プレス向けに先行内覧会が開催され、実際に稼働している試作機も展示された。

会場で行われた質疑応答をすべてご紹介しよう。


Q1:2004年春にサービスを開始するとのことだが、具体的には何月のことか。
A1:当社は、年末に事業会社化するという段階。商品の仕様なども完全に固まってはおらず、具体的な日時を明言することはできない。暑くならないうちにスタートさせたい。その際には、4社5ブランドの製品を同時に店頭に並べる。

Q2:4社5モデルの価格、販売台数は。
A2:商品発表を年明けを予定しているので、アナウンスは後日になる。

Q3:エニーミュージックの収益はどこからあげるのか。
A3:事業会社化するときに説明を行う予定。現在、各関係会社とディスカッション中。いま答えられる範囲では、関係会社からライセンス契約料をもらう方法、コンテンツ購入ごとにアフィリエイトというかたちで収入を得る方法などを検討している。

Q4:海外展開も視野にあるとのことだが、具体的に教えて欲しい。
A4:海外展開を将来的に目指しているが、現在は国内のサービスをきちんと軌道に乗せることが第一と考えている。

Q5:OSはリナックスベースということだが、たとえばリナックスを利用しているほかの家電機器にミドルウェアなどで機能を組み込む、などといった可能性はあるか。
A5:まずはミニコンタイプ(セットステレオ)を用意する予定だが、8社の商品に入り込んでいけるものを、将来的に目指している。

Q6:配信する楽曲の単価などは決まっているのか。iTuneミュージックストアのように、戦略的な価格を付けることはあるか。
A6:エニーミュージックはあくまでプラットフォームを提供する会社であり、レーベルゲート様など、コンテンツ提供会社の側に楽曲の価格設定権がある。こちらは、市場の動向を見ながら、「提案」というかたちで価格設定には関わっていきたい。

Q7:ブロードバンドの回線については選べるのか。契約プロバイダーによる制限はないか。
A7:基本的にADSL等のブロードバンド回線であればOK。無理にユーザーの囲い込みを行うことは避けたい。

Q8:端末にブラウジングやメール機能を取り込んでいく予定はあるか。
A8:エニーミュージックのサービスとして行う予定はない。あくまで音楽のダウンロードに絞り込んでいく。

Q9:OSの開発はどこでやっているのか。
A9:Linuxを採用したのは、オープンソースであることに加え、DRMがきっちり行えるからだ。OSはエニーミュージック側からソフトメーカーに開発委託をして、できあがったものを各ハードメーカーに提供していく。共同開発することでコストダウンも図れる。

Q10:楽曲のコピー回数は制限するのか。
A10:コンテンツ側が決める。

(Phile-web編集部)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE