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ミニコンポでのオンライン音楽購入を可能にする新サービス「エニーミュージック」の先行内覧会が開催

公開日 2003/10/21 18:22
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<左>本日公開されたAnyMusicのロゴマーク <右>公開されたソニーの試作機
●エニーミュージック企画(株)は、家庭用セットステレオで音楽配信サービスが利用できるサービスを、来春を目途に開始する。本日、プレス向けに先行内覧会が開催され、実際に稼働している試作機も展示された。

エニーミュージック企画(株)は、今年2月にケンウッド・パイオニア・シャープ・ソニーが共同出資して設立した会社。年内の事業会社化に向け、現在準備を進めている。

内覧会では、まず同社代表取締役社長の野口不二夫氏が登壇。同社を「唯一の家庭用機器向け共通配信プラットフォーム」と位置づけ、事業内容としてポータルサイトの運営、共通のプロトコル管理、認証・課金、顧客管理、カスタマーサービスなどを展開するとした。

同氏によれば、エニーミュージックには、前述の4社のほか、デノン、オンキヨー、ビクター、ヤマハが賛同を表明していたが、日本マランツも同規格に参加することが決まったという。

同氏はまた、エニーミュージックで想定しているサービスとして、次の5つを挙げた。

・高音質の楽曲試聴、検索機能を利用した楽曲のオンライン購入
(初回登録により、継続使用時の課金・決済操作を省略化することができる)
・ランキング、アーティスト一覧など様々な関連情報の閲覧
・放送中のラジオ番組のオンエアリスト等の閲覧
・メニューからCDのオンライン購入
・オンライン購入した楽曲のポータブル機器への転送・持ち出し

事業開始時には、国内主要レーベル17社が共同出資している音楽配信事業者(株)レーベルゲートと連携し、コンテンツの提供を得る。内覧会にはレーベルゲート社長の高堂学氏も登壇し、「年内にアルバム単位の楽曲購入が可能になる」と発表。また、「PCに加えて家庭用ステレオでも楽曲購入が可能になることで、コンテンツ制作会社側も楽曲の提供がしやすくなる上、ユーザーの利便性も増す」とし、「音楽文化を広げるきっかけになるはず」と期待を示した。

今後は対応商品の普及のための共通デバイス開発推進や、より魅力あるサービスの拡充、提供を図るとともに、幅広く業界各社の賛同を募り、将来的にはカーオーディオなどの車載機器や、移動体通信機器との連携も検討していく。

なお、今回発表された各社の試作機は、10月23日からパシフィコ横浜で開催予定の「A&Vフェスタ 2003 」で展示される。

ここからは、展示された試作機について紹介していこう。

アイワ、ソニー、シャープ、ケンウッド、パイオニアの5ブランドが試作機を展示していた。このうち、シャープ、ケンウッド、パイオニアの3ブランドに関しては、本体やリモコンのボタンは位置がほぼ同一であり、共同で開発した可能性もある。

本体背面にはイーサネットが用意され、ここからADSLやFTTHなどブロードバンドに接続する。また、USB端子も設けられ、NetMDに購入した楽曲を移動することもできる。

本体部の天板にはジョグスティックなど各種ボタンがあり、操作はこの部分で集中して行う。この仕様は、エニーミュージック側から各社にガイドラインというかたちで依頼したものという。中に「ANY MUSIC」ボタンがあり、これを押すと同サイトのトップページにジャンプする。

OSはLinuxをベースに、エニーミュージックが独自に開発したものを採用。今回の試作機は第1世代のOSを採用しているが、すでに第2世代のものも開発中という。

基本的に、エニーミュージックに関わる部分については仕様を統一するが、それ以外の部分に関しては、各メーカーの工夫が盛り込まれる予定。

試作機の正式な発表は2004年初頭を予定しており、その際、価格や仕様などが公開される見込み。

次項で、本内覧会の質疑応答をすべてご紹介する。

(Phile-web編集部)



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