アジア各地でビデオカメラによる映像作りが急増!“2003年山形国際ドキュメンタリー映画祭”開催

2003年10月10日
●国際的に高い評価を受けている山形国際ドキュメンタリー映画祭が10月10日〜16日に、山形市で開催される。

プログラム内容、運営等にも行き届いた配慮のある質の高い映画祭として知られている同映画祭は、毎回、世界各国のドキュメンタリー映画作家、映像関係者、観客の交流の場を提供してきた。期間中、会場数箇所のある山形駅周辺は、国際的な映画祭らしい、独特な雰囲気になる。すでに開催から数日は市内のホテルは満室のところも多い。

今回インターナショナル・コンペティションでは、83の国・地域より過去最多の902作日の応募があり、(前回は670作品)、その中から15作品(フィルム7本、ビデオ8本)が上映される。今回の応募作品の78パーセントがビデオ作品で、これも、過去最多という。ビデオカメラとパソコン編集の普及は、特にアジアでのドキュメンタリー映像作りを活発化させている。アジアの新進作家を対象とするコンペ部門では、アジア全域58の国と地域から830本以上の作品が応募された。そのうち、えりすぐりの30作品が上映される。

また、他の特集上映としては、沖縄について、ドキュメンタリー、劇映画、TVドキュメンタリーの枠組みを越えて作品を特集。他に、1968年のニューヨークで、映像の面から社会変革を喚起していくことを目的に生まれた“ニューズ・リール”の作品特集もある。その他、河瀬直美や各国の審査員作品、ドキュメンタリーの学校、各テーマによるシンポジウムなど、文字通り、朝から晩まで、多彩なプログラムが組まれている。

(山之内優子)