<井上千岳のINTERNATIONAL SHOWレポート>ティアック アバンギャルドの壮大な音

2003年10月10日
●ティアックの、というより今年のわが国のオーディオ界で最大の話題のひとつがアバンギャルドだと言っていい。今年1月のラスベガスCESでセンセーションを巻き起こし、次いで5月のフランクフルト・ハイエンド2003でも注目の的となった。それがいよいよ日本でも登場するというわけである。
 
アバンギャルドはドイツのスピーカー・メーカーで、設立以来一貫してホーン・スピーカーを追及してきた。ホーンのメリットは数々あるが、つくりが大掛かりになるなど現代の間尺には合わない部分も多い。決して汎用的なものとはいえないが、あえてそこに焦点を絞って開発を進めてきたところにアバンギャルドというメーカーの特異なポジションがある。話題のトリオホーン+ベースホーンは部屋の壁一面を占領するほどの巨大なサイズ。そこから出てくる音も壮大なスケールを持つ。等身大のサウンドステージ。一度聴けば忘れがたい印象が残るだろう。
 
もうひとつ、ティアック独自のメカニズムとして世界に知られるVRDSを搭載した待望のユニバーサル・プレーヤーUX−1も出品されている。発売はまだ先のようだが、それでも年内には予定されている。現実性から言うとこちらの方が期待の大きな製品と言うべきかもしれない。

(井上千岳)

[tias2003report]