≪麻野勉のCEATECレポート≫シャープ、プロジェクターとスクリーンに新たな提案

2003年10月08日
左)シャープが参考出品した液晶プロジェクター 右)「ハイブライトスクリーン」のプロトタイプ
●フラットパネルディスプレイの時代をリードする「AQUOS」のシャープ。1ビットデジタルアンプ搭載のスタイリッシュなホームシアターシステムもAVファンの熱い視線を浴びている。そして今回、参考出品された中の注目すべき製品は年内の発売が予定されているシアタープロジェクターだ。0.55型LCDパネル(854×480)搭載の液晶プロジェクターで、プロトタイプではあるが、昨年の“ビジュアルグランプリ銀賞”に輝いたXV-Z10000に代表されるシャープ独特の丸みを帯びたスタイリングと異なり、オーソドックスなボックスタイプのボディとなっている。

このプロジェクターの最大の特徴は、スクリーンに対する設置位置に応じたキーストーン補正を、投写レンズの横のレバー操作で簡単に設定できることである。この“フリーマウントレンズシフト機能”は、プロジェクターの設置場所のバリアフリー化と操作性の双方を満足させる機能として評価できる。型番・価格等は未定だが、20万円台での発売が想定される。

また、市場投入は全く未定だが、参考出品された「ハイブライトスクリーン」も注目される。このスクリーンは投射光の減衰が極めて少なく、明るい部屋でも高解像度・高コントラストが維持できるもので、軽量・薄型で壁掛けも可能。ロールタイプではなく、モバイル性には欠けるが、プロトタイプの50形スクリーンの映像はかなり明快で、室内で日常的に使用できそうなので、早期の実用化を期待したいものである。

[ceatec2003report]

(麻野勉)