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三洋、パソコンで動画の手ぶれ補正が行える画像処理ソフトを開発

公開日 2003/09/25 17:34
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●三洋電機(株)は、動画像ファイルの「手ぶれ補正」や「パノラマ画像合成」をパソコンで行える動画像処理ソフトウエアを開発した。

手ぶれ補正機能の無いデジタルカメラで撮影した動画像でも、パソコンにて手ぶれ補正を自動的に行える。同時に、パン(カメラを水平方向に回転させるカメラワーク)しながら撮影した動画像からパノラマ画像合成することもできる。

従来の手ぶれ補正はカメラ内部などハードウェアで行っていたため、コストがかかるのが難点だった。本ソフトウエアは、通常のパソコンで動作し、簡単に処理することが可能。

デジタルビデオカメラの手ぶれ補正機能は、撮影時にリアルタイムで処理する必要があるため、複雑な処理ができず、精度に問題があった。本ソフトウエアは、撮影した動画ファイルを入力してオフラインで処理するため、より複雑な演算を行うことにより、高精度な手ぶれ補正が可能となる。

また、画像の動き推定に基づくデジタルムービー用手ぶれ補正は、撮影シーン中に模様が少ない場合に誤動作することが問題だった。本ソフトウエアは画像中のエッジ点に着目して処理を行うため、従来よりも誤動作が少なく、正確な処理が可能となる。

手ぶれ補正やパノラマ画像合成ではカメラの動きを推定する必要がありますが、同時に被写体の動きがあった場合、これらの分離が困難でした。本ソフトウエアでは、統計的処理により、被写体の動きに影響されずにカメラの動きだけを正確に推定できる。

(Phile-web編集部)

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