順調に再建が進むケンウッド、同社河原社長にインタビュー

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2003年03月12日
ケンウッド取締役社長 河原春郎氏
●河原春郎社長の指揮のもとで、ケンウッドの再建が順調に進んでいる。デジタルAV&ITとホームシアターの業界人向け専門誌の『Senka 21』では、同社取締役社長兼CEOの河原春郎氏に小社社長・和田光征がインタビューを行った。

同社では「量から質への転換」をテーマに掲げて、事業再建に向けた大胆な改革を実施。携帯電話事業からの撤退やホームオーディオ事業の強化、全従業員の約4割にもあたる3,900人におよぶ人員削減事業構造の大幅な転換、第三者割当増資の実施とDEPTイクイティースワップの組み合わせによる債務超過の解消と資本増強など、数々のアクションプランに基づいて再建を進めてきた。これらのアクションプランはほぼ計画どおりに推移し、中間期決算発表時点では2003年3月期決算は、売上高は前年比で約20%減の2,300億円に落ち込むものの、経常利益64億円、最終利益は48億円の計画と発表されている。

財務構造面でも第三者割当増資とDEPTイクイティースワップ(負債を優先株式に転換)を実施。懸案となっていた債務超過を解消するとともに、財務構造も大幅に改善された。

さらに、プロバイダー事業やネットオーディオにも積極的な取組みを見せるとともに、ホームオーディオやカーオーディオ、無線技術などを合わせた、新しい商品群の展開も計画されている。

「高度成長期と成熟期では、企業再生の方法は違います。単にケンウッドの再建ということだけではなくて、成熟産業が多い日本の産業が復活していくための例題として、今回の再建に取り組んでいきたい」と語る河原社長に率いられる同社の今後に大いに期待したい。

『Senka 21』4月号(3月25日発行予定)の誌上で、インタビューの全文が掲載されます。また、雑誌の発行に合わせて、phile-web でも全文が掲載されます。ご期待ください。