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シャープ(株)専務取締役 濱野氏「一目でわかる感動とスマートさで液晶TVを革新」

公開日 2003/02/25 15:09
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●液晶テレビ市場を開拓し、マーケットリーダーとしてテレビの新世代化を強力に推進するシャープの濱野専務に、同社の液晶テレビへの取り組みと、同社のものづくりに対する考え方を伺いました。<AV&HT専門情報誌「Senka21」3月号(2月25日発売)より>

―― 薄型テレビは、この2〜3年で急速に伸びていますね。

濱野 液晶テレビは、業界そのものがスタートしたばかりですが、今年は100万台近くまでいきそうです。需要が予想以上に大型化へとシフトした関係で、当初に立てた年間100万台の販売計画に対して、台数面では90万台程度と若干下回りそうですが、30V型や37V型が思いのほか好調なため逆に金額面では当初想定していた額を超えそうです。テレビはマーケットが大きいだけに、切り替わり始めると急速に成長します。今後がたいへん楽しみです。

―― 御社が液晶に取り組まれたのは約30年前でしたね。大阪万博に出展するかわりに天理に研究所を作られましたが、そのときのテーマのひとつが液晶でした。ここにきてそれが大きく花開きましたね。

濱野 液晶テレビを一気に立ち上げる際には、たいへん大きな意思決定を必要としました。お客様にとっては、売価が大きなトリガーになりますが、それまでの液晶テレビは20V型で35万円以上もしました。これは、当時、36型の最高級テレビが買える価格で、あまりにも価値と価格のバランスが不釣合いでした。そこでAQUOSでは、何とか1インチ1万円まで下げようという戦略でスタートしたのです。


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