HOME > ニュース > 三洋、ホームシアター用液晶プロジェクターのラインナップを拡大

三洋、ホームシアター用液晶プロジェクターのラインナップを拡大

2003/01/21
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
●本日行われた、三洋電機の新年記者会見において、同社マルチメディアカンパニー副社長の佐藤義憲氏は、ホームシアター用液晶プロジェクターのラインナップ拡大を図ると発表した。

同氏によれば、2002年のマルチメディアカンパニーの売上げは、下期に少し伸び悩んだものの、通年では目標を達成できる見込みという。

同氏はマルチメディアカンパニーの事業分野を「ディスプレイ」「液晶プロジェクター」「デジタルカメラ」「携帯電話」の4つに分け、それぞれの展望を発表した。

まず液晶プロジェクター分野では、昨年末に発売したホームシアター用液晶プロジェクターが非常に好調で、12月のシェアでは41%を達成したと発表。この成功を受け、03年にはホームユースタイプのラインナップを拡大する予定であることを説明した。詳細は明らかにされなかったが、すでにプロジェクトはスタートしているというから楽しみだ。もちろんビジネス向けタイプにも引き続き力を注ぎ、トータルでグローバルシェア20%を目標とする。台数ベースでは31万台、金額では700億円を狙う。

ディスプレイ事業では、03年の市場規模を40万台と予測。そのうちのシェア10%程度が同社の目標となる。特に、地上波デジタルに対応したモデルも「具体的に検討」しているとし、開発が進んでいることを示唆した。海外市場では、特にアメリカなどで20インチ以下は液晶化が進むと予測し、小型の液晶テレビを導入する考えも明らかにした。

デジタルカメラ分野では、動画機能をさらに強化して新規市場を開拓するとともに、SANYOブランドの評価を高める考えを表明。03年の市場規模を3200万台と予測し、そのうち30%にあたる1000万台が目標であると語った。

携帯電話事業では、CDMA方式のモデルを拡充し、中国・韓国・タイなど、アジアでさらに拡販努力を行うと説明。欧州地域における「3G」サービスにも対応し、UMTS端末を導入すると発表した。(Phile-web編集部)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク