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三洋電機、低位・中位モデルのホームオーディオ用DSPチップを開発

2003/01/21
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LC75020E
●三洋電機(株)は、ミニコンポ/CD・MDラジカセなどをはじめとする、低位・中位モデルのホームオーディオ機器の処理性能向上を実現するDSPチップ「LC75020E」を開発した。本LSIは音場処理を行う24bitDSPに加え、一般的なホームオーディオ機器で使用されるアナログ/デジタル信号に広く対応できるよう、豊富な入出力端子と電子ボリュームを搭載している。基板への実装面積の低減、セットの小型化への対応、並びに部品点数の削減によるコストダウンも可能であるという。

本製品には、アナログの入出力として2chADC、及び2chDACの入出力端子が搭載されている。またカラオケなどの用途にも使用できるように、マイク入力用のADCが1ch搭載された。デジタルの入出力端子としてはDIR(デジタル・インターフェース・レシーバ)1系統、DIT(デジタル・インターフェース・トランスミッタ)1系統、3線入出力(入力1系統/出力2系統)に加え、パーソナル・コンピューターからの音声転送用として、USB1.1に対応したUSB音声入力端子を装備している。

DSPソフトウエアはユーザーオリジナルのサラウンドアルゴリズムなどを搭載でき、ユーザー仕様に基づくDSPソフトウエア開発による、カスタムLSIの生産が可能である。同社では本製品をDVDカラオケシステムやDVDミニコンポ、USBオーディオ搭載ミニコンポ製品へ応用していくことが可能であるとしている。

(Phile-web編集部)


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