HOME > ニュース > カノープス、ダブルチューナー内蔵のTVチューナーボード「MTV3000W」を発売

カノープス、ダブルチューナー内蔵のTVチューナーボード「MTV3000W」を発売

公開日 2003/01/15 19:27
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
<左>MTV3000W <右>フルスクリーンモードで2画面表示した例
●カノープス(株)は、ハードウェアMPEG2エンコーダ機能搭載TVチューナーボード「MTV3000」を2月14日より発売する。本日、カノープス東京ビデオサロンにてプレス向けの発表会が開催された。

本機は、人気機種「MTV2000」の後継機。パソコン用TVチューナーボードとして業界で初めてダブルTVチューナーを内蔵した最上位機種となる。

ダブルチューナーを搭載したことにより、2番組同時視聴や裏番組録画機能などを実現した。ただし転送レートの制限で、2番組を同時に録画することはできない。

2画面を同時に表示していると、どちらの番組が録画可能であるかの判断が非常に難しくなるため、「録画できるのは大きい画面のみという仕様にした」(同社)という。

本機の2画面表示には高いグラフィックボードの能力が
必要となるため、MTV2000が動作する環境でも、2画面表示が行えない場合がある。現在同社では、「Matrox G400/G450」とIntel製内蔵グラフィックチップセットでは、メモリー容量が少ないなどの理由で2画面表示モードが使用できないことを確認している。

ボードにアンテナ端子が2つ装備され、分配器は同梱されない。分配器を使用する場合にも、ブースターの使用が推奨されている。

また、MTV2000では3次元Y/C分離機能と3次元ノイズリダクションを同時に使用することはできなかったが、本機では、1チューナー使用時に限り、同時使用を可能とした。さらなる高画質化が期待できる。

MTVシリーズの大きな特徴に、チューナーからの映像信号をオーバーレイ表示用とMPEG圧縮用のふたつに分岐させ、美しい表示と軽い動作を同時に実現する「非圧縮・ダイレクトオーバーレイ表示」があるが、もちろん本機でもこの機能を継承している。(Phile-web編集部)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE