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三洋、世界初のDVD±R/RW記録再生に対応した信号処理LSIを開発

2002/12/12
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LC897390K
●三洋電機(株)は、業界で初めてDVD±R/RWの記録再生、CD及びCD-ROMの記録再生、および同社が独自開発した通常のCD-R及びCD-RWメディアの記録容量を2倍にするHD-BURN方式による処理を1チップで実現する、新しい信号処理LSI「LC897390K」を開発した。

本製品とRFアンプの2チップのみでDVD±R/RWドライブに必要な全ての信号処理を行うことができるようになるため、ドライブの大幅な合理化設計、コンパクト化が可能になる。本製品はCDエンコーダー/デコーダー、CD-ROMエンコーダー/デコーダー、DVDエンコーダー/デコーダー、ATIP/ADIP/LPP回路、デジタルサーボ、最適な記録制御により記録品位を高めるライトストラテジー機能、ATAPIインターフェース等のブロックで構成され、低消費電力を実現するために0.25μmCMOSプロセスにて開発がなされた。外形は256ピンLQFPとなる。

DVD±R/RW記録では、業界最高水準の5倍速記録に対応し、DVD再生は16倍速を実現した。また、CD及びCD-ROM記録では40倍速記録、CD及びCD-ROM読み出しでは48倍速にそれぞれ対応している。また記録時のエラーを回避するBURN-Proof、CD-R/RWメディアに2倍の容量での記録を実現するHD-BURNも搭載している。同社は今後、本製品が民生用のDVDレコーダーやPC用ドライブに搭載されて行くだろうとしている。

(Phile-web編集部)

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