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シーラス・ロジック、360MIPSの処理能力を備えたビデオデコーダーチップセットを開発

公開日 2002/10/15 12:25
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●シーラス・ロジックは、デジタルビデオ・デコーダーチップセット「CS98200」を発表した。

本チップセットの最大の特長は、それぞれ180MIPSの処理能力をもつ32ビットRISCコアを2つ搭載し、合計360MIPSの処理能力を実現したこと。そのため、現在主流となっている機能への対応はもちろん、将来導入が予想される機能にも十分に対応できる処理能力をもっている。

8チャンネルのDVD-Audio処理機能を搭載したほか、ドルビープロロジックII、ドルビーデジタル、AAC、WMA、DTSなどのオーディオ圧縮規格のサポートに加え、MP3、ピクチャーCDアプリケーションもサポートしている。

本チップセットはプログレッシブスキャンに対応することはもちろん、10ビットビデオDACをまた6つ内蔵。これにおり、コンポーネント、コンポジット、Sビデオといった様々な入力信号に対応し、適切な出力フォーマットを自由に設定することができる。また、将来を見据え、MPEG-4圧縮規格に準じたコンテンツを再生できるMPEG-4シンプル・プロファイルをサポート。これにより、MPEG-4でエンコードされたストリーミング・コンテンツやDVDディスクを再生可能な機器が製造できる。

CS98200は、デジタルコンテンツをハードディスクなどの記録装置などで取り扱える機能も備えています。搭載されたオーディオ・エンコード機能により、CDファイルをMP3ファイルとしてエンコードし、ハードディスクに保存する、などの用途に活用できる。

なお、本チップセットは現在サンプル出荷中で、量産出荷は2002年第4四半期に予定されている。価格は10.08米ドル(100万個単位の場合)に設定されている。(Phile-web編集部)

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